そしてオタクは続く

一歩踏み出す勇気

NANA MIZUKI LIVE GRACE 1/22

えー、セトリを書きます。
続きを読むで折りたたみますけど、気をつけてください。

ざっくりした感想(それでも雰囲気は伝わる)は、別館にそのうち書くかもしれないのでよろしくっす。


では。





セットリスト

01. 天空のカナリア
02. Tear's Night
MC
03. undercover
04. ファーストカレンダー
05. テルミドール
MC
06. PHANTOM MINDS
07. MARIA & JOKER
Ex1. あの日夢見た願い オーケストラ演奏(ドラマ風映像上映)
08. Justice to Believe
MC
Acoustic Corner
09. オルゴールとピアノと (with 大平勉)
10. 大好きな君へ (with 大平勉、渡辺格、福長雅夫)
11. 少年
Acoustic終わり
12. Astrogation
Ex2. BOLERO (Joseph-Maurice Ravel) オーケストラ演奏
チェリーボーイズ登場 (大平勉、渡辺格、坂本竜太、北島健二、渡辺豊)
13. Orchestral Fantasia
MC
14. ETERNAL BLAZE
15. Crystal Letter
MC 上松美香登場
16. Heart 〜shaped chant〜
17. 深愛
Encore
18. SUPER GENERATION
MC
19. Sing Forever
W-Encore
20. New Sensation (a cappella)

セトリ中の一言つけくわえ

01.では空中から宙吊りで登場・歌唱
08.ではトロッコで上手側を周り、後方ステージへ。
12.ではトロッコで下手側を周り、メインステージへ。
20.は水樹奈々と客のみで歌う。



えー、まず。
今日に向けて調整を完璧にできていたようで、水樹奈々の歌声が半端なかったです。
いつも「良いね良いね」とライブの時は思っているけど、今日はまた特別素晴らしく、オーケストラに負けない壮大さと、ブレない正確さを兼ね備えていた。ボーカルについては全く心配がなく、「今日どうかな」とか思う間もなく一気に引き込まれる。やはり奈々ちゃんは凄い歌手だと思った。
今日はライブの性質上、踊る場面がなく歌唱に専念できたのも要因だけど、最後まで歌がバテる気配もなかった。


テルミドール』とか『オルゴールとピアノと』とか懐かしいお!
『大好きな君へ』も聴きたいなぁと思っていたのでグッドgood。



何より、オーケストラという環境の下で水樹奈々の楽曲・歌唱を楽しめてとても良かっ・・・・・・・たかというと、これについて話したい。


このライブ、「オーケストラである」ということをどれだけ重視していたのだろうか?
楽曲そのものにはアレンジをかけていたわけだし、耳慣れない音が奈々ちゃんの歌声と交じり合う様はとても興味深いものだった。けど、それだけだった。


例えばオープニング。
暗転もなく、オーケストラのメンバーが持ち場につき、指揮者の藤野浩一氏が出てくる。
が、水樹奈々は出てこない。イントロが流れる。水樹奈々は・・・・天井から宙吊りで登場。
これには会場も盛り上がる!が、そこで盛り上げるのは何なんだろう。オーケストラの流れにのり、最後にボーカルが拍手と歓声を一身に受けながら下手より登場するのではダメだという判断だったのだろうか。


例えば客。
今日、来場した客に対しては何も告げられていなかった。つまり、完全な「フリー」である。ドレスコードもなし、禁止行為も通常の公演と同様。
「対オーケストラ仕様」というものを求めてこなかった。むしろ「いつも通りやって」と。
せっかくのオーケストラ、「それっぽい演出」が一部分でもあって良かったのではないか。
結局、ほぼ全ての客はいつもの通りに立ち上がり、サイリウムを振り、跳び、フーフー言い、お水おいしい?と聞いていた。
俺は、「初日は座ってオーケストラチックに」という決意のもとで参加。最後まで座ってメモメモと参加してみた。オーケストラ音楽と水樹奈々の組み合わせに酔いしれていた。が・・・・次項。


例えば後半戦。
バンドのチェリーボーイズが出てきた。流石にツインドラムではなかったけど、彼らが出てきたことで総勢90名のオーケストラが「後方部隊」に成り下がった。
「いつものストリングスよりは豪華だね」程度の印象の後半戦となった。



奈々ちゃんもおしとやかな挨拶よりパワフルに挨拶したほうが「しっくりくる」みたいに言っていたし、結局は【異質な環境下だけど、「いつものライブ」をやっただけ】ということになったのかな。


以下は想像の流れ。
オーケストラという面白い箱を用意してみた。
客の傾向を調べた。
制限がかかること、特に跳べない叫べない光物振れないを嫌いそうだ。
じゃあ客にはいつも通りやってもらう。
そうすると、オーケストラとセッションというだけでは不十分で・・・。略。
以上、想像。


俺は攻めて欲しかった。メチャクチャにオーケストラを活かしきって欲しかった。
客を全員座らせ、光物を止めさせ、コールを禁止し、ただただ音楽を聴いて曲が終わったら拍手。静寂。次の曲。拍手。静寂・・・。
イメージとして持っている「いわゆるオーケストラのコンサート」をやって欲しかった。全編は無茶にしても、そういうコーナーがあるべきだと思った。いや、あって当然だと思った。だってオーケストラだもん。そういう演出するのが単純な流れじゃないかと。
正直いって、静かに聴く部分がなかったことには驚きだし残念。そしてバンドが出てきたところで興が削がれた。「豪華版ストリングス隊」でオーケストラを使ったのは勿体無い。
そして、選曲も無難だった。ストリングスが一定以上使われている楽曲に終始。予想を裏切る、前例を覆すような「ぶっ壊す」選曲をしてくれたらまた面白かったのに。


と、見てからの感想としては止まることを知らない。
これは可能性の話である。おそらく、主催者・スタッフ、いわゆるチーム水樹、はこの辺の可能性を精査し、検討を重ね、その上で「普通にやる」と決めたのだと思う。難しい判断だっただろう。
俺のように何もない人間は、好き勝手に言えばいい。そして自分の欲求を満たせればいい。
だがチーム水樹は興業を成立させる・成功させるという要求をこなさなければならない。そのような立場の人間が、受け入れる可能性の薄い客層に対して「冒険」「攻め」を仕掛けるか?答えはNOだ。ましてや、無難にやればある程度の成功が見えている状況でギャンブルに打って出る必要など皆無。無難にやって成功を収めれば良い。
だから興業は難しい。


総合的に言えば、良いライブだったと思う。珍しい経験できたし、奈々ちゃんの力をやはり感じたし、楽曲一つ一つは良い感じだった。
演出面、方針で俺の理想と大きく外れてて心残りがすごくあるよっていうことだね。
「可もあり不可もあり」って表現がしっくり。



んじゃあ最後に、普通にヤッカミね。


水樹奈々ファンよ、もっと頑張ろうよ。
最後の『New Sensation』なにあれ?全然歌えてないじゃん。
いや、歌いたくなかったんなら良いけどさ。好き嫌いあるし。
え?もしかしてアノ曲しらない?だめだよぉ、予習もなしに「飛びにきた」だけじゃ。
シングル曲だよ?ベストアルバムにも入ってるよ?ちゃんと把握して来ようぜ。
これだからね、引退間近のジジイである俺に「これだから最近の若手はヌルイ」とか言われるんだよwww


二日目どうすっかね。周りにアジャストして跳ぶかな。