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水樹奈々全曲レビュー 『MAGIC ATTRACTION』

水樹奈々全曲レビュー、今回は2ndアルバム『MAGIC ATTRACTION』。タイトルから「リスナーを魅了する魔法、たくさん楽しんでね!」的な全体像が見えますね。


01. THEME OF MAGIC ATTRACTION
インスト。言ってみればoverture、テーマパークの入口といったワクワク感をもり立ててる。混じる奈々ちゃんの声に「コンセプトがないとねー!」とあるけど、そのコンセプトを印象付けるのに一役買っている。
LIVE ATTRACTIONでこのovetureだった時はもう高まった高まった。なにせ初ライブでもあったし。


02. through the night
水樹奈々(おそらく)初の本格的ダンスナンバー。LIVE ATTRACTIONで「初めてヘッドセット使った」って言っていたような気がする。あの時のダンスがいっぱいいっぱいで初々しいことこの上ない。
電子音重視、でもベースだけは超強めで重心どっしり。この曲で跳ぶ打つはなかなか難しいけど、かっこよく振りコピでも良いかななんて。
レーザー光線での演出が映えるイメージ。



03. PROTECTION
ギターとドラムの出番きたー!的な。テンポアップ、ついでに歌の志向もポジティブポジティブぅ。縦ノリでイケるかっこよさという流れは残しつつ、前向きに。
「キミも忘れないで必ず僕たちは勝ち組の目がまだあるから」ナイス反骨心!
LIVE的に言うと初代タオル使用曲。矢沢かよ的なツッコミをしながら嬉々としてタオル投げてたわw


04. 二人のMemory
\パンパン!/
入りのクラップ忘れないでね!なキュート路線その1。あの日は良かったねと振り返りつつ「もっと隣にいるよ」と語りかける。くっ、リア充め。
案外とライブでやってますよね、振りも可愛いし好き。


05. フリースタイル
あまーーーーい!衣装であまーーーーい!!ダンスなんだけど、何気に失恋後に立ち直りましょうねって歌。キュート路線その2。
ピアノが前に出てきて、軽快さと可愛さが強められてるかな。
確か間奏でコールがあったはずだけど忘れた。口上やるなら跳びたい人なのですみません(^^ゞ「似た者同士だったね」の振り付けが死ぬほど可愛いので必見


06. STAND
以後、水樹奈々のアルバムで時折見受けられる「あんた明るい声でなに歌ってるのさ」シリーズの原点。二人の道は分かれてしまったのよ。
サビは憂いを含めてるんだけどね、Aメロなんてキャッキャしながら「知らない誰かがいて・・」なんて歌っちゃってる。強がりな僕、ってイメージができて素晴らしいよ。
アルバムの構成的にも、ここから一個ターニングポイント。序盤とテーマランドが変わってきます。


07. deep sea
STANDで別れて、心が荒んで、絶望から気持ちが飲み込まれて、、、、、たどり着いたのがここ。
深海。光の見えない深淵。
ここで水樹奈々のパワーが炸裂、サビでは力強く奥深く歌い上げている。また水面に上がっていってやるぞと、そんな確固たる意志を感じさせる歌声。
まじカッコイイよ。


08. suddenly〜巡り合えて〜
深海から抜け出して、一気にトップギア
シングルのレビューで書いたけど、こういう一気の切り替えができるのが「suddenly」の特徴。最大限に活かされている、気持ちの加速装置。


09. オルゴールとピアノとーholy Style
メモリーズオフ2ndのED曲をアレンジ。
一転してゆっくりしっとり。でも暗くはならないのは「suddenly」の後ってのもあるかな。スピードは落としたけど熱さは引き継ぐ構成の妙。


10. LOVE & HISTORY
再加速!
グイッと動かす力は確かに持ってるんだけどねぇ。


11. ジュリエット
L O V E らぶりー ななちゃーん!
Aメロでコールを入れるキャッキャする曲はこれが最後になるのかな?とにかくピンク色の甘い衣装が似合う。
奈々ちゃんもこの曲ではかなり声があまあまですね。萌えて発狂するがいいw


12. climb up
これで作曲にも編曲にも矢吹俊郎さんが関わってなかったら恥ずかしい限りだけど、「あぁ、矢吹さんらしいな」って今なら思える。強めのベースに隠れがちだけど、この曲でのギターが奏でる音はガチ。カッコイイよね。
曲調・歌詞ともにわかりやすいテーマ。曲名そのままに、前向いて上を目指して行きましょうと。


13. Brilliant Star
ここで来るんだよね、後に控える大エースへの繋ぎに終わることなく自らも大きな山場として演じきれるまさに名曲。マスターピース
・・・自分の思い入れが強すぎて冷静さに欠いたwでもそれだけの力は持ってると思うよ。
前曲「climb up」と向いてる方向は一緒。あっちが昼ならこっちが夜って違い。


14. POWER GATE
本作のクライマックス、ラストの打ち上げ花火はPOWER GATE。
リリース以来、水樹奈々楽曲のエースを張ってきていることもあって存在感も別格。


15. あの日夢見た願い
お疲れ様でした。目まぐるしく変わっていた「MAGIC ATTRACTION」、最後は落ち着いて締め。
リリース時の「あの日」と一年後の「あの日」と今の「あの日」はかなり違いますよね。この曲を初めて聴いた時は、今の状況を夢見られるような立場ではありませんでした。日本武道館を終えたあの日、僕は初めて「水樹奈々が東京ドームで歌う姿を見たい」と想いました。あの日の僕にとってはとんでもない現実味のない夢に感じられていたけど、今の僕にとっては現実そのもの。奈々ちゃんって、凄い人だ。
このレビューを書きながら、そんなことを想いました。東京ドーム後の風景がどうなるのか、今から楽しみです。




「MAGIC ATTRACTION」全体を眺めてみると、序盤を強めに入り、STAND〜deep seaで落とし、以後はテンポは変えつつも力強くしていって、最後に穏やかに締めるといった流れ。
この流れは以後の作品にも同様の傾向が見られたりします。「Dream Skipper」しかり「ALIVE & KICKING」しかり。でも、全体の完成度では「MAGIC ATTRACTION」が最も秀逸かなぁというのが僕の印象です。前作「supersonic girl」よりもシングル未発表曲が格段に増えて、流れも考えられるようになって一気に内容が充実したといったところでしょうか。


ではまた次回。