そしてオタクは続く

一歩踏み出す勇気

観戦レポ:J1第1節 柏-川崎

スタジアム観戦した試合は軽くでもまとめておこうかなと。この声豚ブログでサッカーの話題すんのかよって感じだけど、まぁ気にせずかる~く書いておこう。

  • みどころ

ちばぎんカップFUJI XEROX SUPER CUPでボロボロだったレイソル、中国でのACLでシーズン初得点・初勝利で調子を持ち直したか。ACLで得点したクレオら新加入選手や新システムのフィット具合はどれほど向上したかが注目。

  • メンバー

GK菅野、DFキム、鈴木、近藤、増嶋、MF大谷、茨田(→栗澤)、レアンドロ、ジョルジ、FW工藤、クレオ
ディフェンスは増嶋が左サイド、前線はクレオの1トップに左からジョルジ、レドミ、工藤。

  • 試合前

柏駅東口の珍来(クラブスポンサー)で昼メシ。年チケ連番の母と、レイソルとコラボの「勝烈!!トマトカレーラーメン」とか。トマトカレー苦手だけど意外と美味しかった、というかトマトの主張が強くなかったのが良かったかな。
今季から席をちょっと変えた。バックスタンド最後列のやや中央よりだったのを、アウェイ側スタンドに近づくカタチで移動。全体を俯瞰して見つつ、アウェイ側ゴール前の攻防の臨場感が上がってかなり良い感じ。隣のオッサンがすげー賑やかだけど、汚いヤジじゃないからまぁそのうち慣れるだろうw

  • 前半

序盤、ディフェンスのスタート位置がゼロックスに比べて高い印象。大谷と茨田がセンターサークルより前くらいのボールに食いついていた。相手が細かいパスを志向して、かつ広島よりわかりやすい位置取りだったからかな、「これならイケる」と。中盤を超えてレナトに預けられると怖いし、その前に刈り取ってしまおうってのはアリ。
…とか様子見(俺が)してると5分で先制。中盤でボールを奪った茨田からレアンドロが突破、「俺にくれ」と動き出してたクレオへ。DFを上手く引きつけておいて切り返して起き剤リにしたクレオが右足でGKの股を抜いてゴール!
レアンドロがドリブルのスピード上げてから得点の匂いめっちゃしてて、クレオの切り返しが絶妙で入った瞬間には超興奮した!立ち上がって「おおおお!かっけぇ!!クレオ超かっけぇええ!!!」と叫びまわってたww
1点とって落ち着いたレイソル、その後は中盤が流動的になって攻めていく。レアンドロが右に流れてキムや工藤と崩していく形が好きだなぁ。キム・チャンスは縦へグイグイ突破していけるので早くも効果的な働き、もっと大きな武器になってくれそう。
そして、ボランチの攻撃参加。大谷と茨田が前を追い越す動きを意識的にやっているみたい。まだ攻撃参加がハマって良い攻撃!ってのは少なかったけど、これで攻撃に厚みが出て来ればいいねぇ。
先制後にボールを長く保持していたのは川崎。レイソルは最終ラインで体を張って守ってた。攻められてるけど、大ピンチってわけじゃないし上手く守れてるんじゃないのーってなところで前半終了。レナトの一発あるかもだけど、1-0のまま試合終われそうな感じ。

  • 後半

川崎、森谷に代えて矢島。矢島はルーキーイヤーのシジクレイ吹っ飛ばしの印象しかないけど、ないから、怖いw
後半は川崎が攻勢。矢島と小林悠の2トップになって前への圧力が向上。レイソルは右から鈴木・近藤・増嶋の3バックにスライドして対応を始める。3バックで中央を固める分、両サイドのスペースどうすんのって部分もこの試合は大きな問題にならなかった。ボールサイドじゃないサイドのスペースは、そっちにボールが行ってからズラして対応しようって感じで空けてた。中村憲剛が欠場してたしそれで良いんじゃないかなと。実際に逆サイドへ行かれた時もセンターバックが上手くスライドして受け渡したし、バックラインも整ってたと思う。
川崎のカウンターから小林悠→矢島へ回った大ピンチも、猛然と戻ってきた鈴木大輔がスライディングでブロック!これがビッグプレーだった。鈴木の気迫と圧巻のプレーかっこ良かった!!
直後に、工藤のインターセプトロングフィードからクレオが抜け出して、相手CB中澤聡太ともつれながらゴール!!!ボールがポテン、ポテン、コロコロ…とゴールに転がっていく後ろで2人の大柄な選手が倒れている光景は思わず笑ってしまったw しかしながら、クレオの強烈なフィジカルとゴールへの執念が実った大きな追加点だった。ピンチを凌いだ後のゴールだったし。
3点目もカウンターから。クサビのボールをインターセプトした近藤直也が中央をドリブルで前進、先代の背番号3(薩川了洋)のような動きに「薩川か!薩川なのか!!」と俺が煽ってる間に、アカデミー出身の後輩・工藤壮人に「決めろよ」とパス、これを右45度から工藤が蹴りこむファインゴール!!!9番を受け継いで、新エースは俺だと見せつける一撃。
これで勝負ありだろ~って気楽に構えていたら、川崎のレナトコーナーキックを直接ぶち込む。自分の席のサイドからだったから軌道がよくわかったけどハンパない曲がり方してた。あれは仕方ないというかどうにもならない。良いもん見せてもらった…
2点差に希望を見た川崎が最後の反撃。ギリギリで耐えていくレイソル。ここで魅せてくれたのがMr.ストイック、GKの菅野孝憲。おまえそんな至近距離のシュート反応するのかよ!!を2回ほどかまして追加点を許さず。止めてプレーが切れた後のガッツポーズが画になる男。最近は髪型もただの坊主じゃなくなっておしゃれに目覚めたしカッコイイで!

  • まとめ

そんなこんなで開幕戦は3-1で勝利。ちばぎんカップゼロックスACLと試合を重ねて、クレオ鈴木大輔キム・チャンスがフィットしてきて、3バックと4バックの使い分けもうまくできつつある。そしてACLでの勝利の流れを持ち込んで、勢いに乗る開幕戦勝利だった。
クレオは高さ・強さに足元の技術、そして守備にも走って(それがなかなか効果的)と、経歴に偽りなしな能力を発揮し始めてる。これで「まだ上げている段階(ネルシーニョ監督談)」なのだから期待が膨らむばかり!
鈴木大輔近藤直也増嶋竜也の守備も光る。キムを含めた4バックから3バックへの移行がスムーズにできていて、相手によって有効な守り方を瞬時に選択できるのは今後の戦略が広がっていくね。あかん、五冠とってまう。


次は味スタFC東京戦。開幕の大分戦を見る限り、前線の選手が元気いっぱいだからどう抑えていくか!