そしてオタクは続く

一歩踏み出す勇気

良い"音楽体験"を〜UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2014 「Catcher In The Spy」仙台Rensa

「聞いた」だけじゃなく、彼らが言う「音楽体験」って何かってのが掴めたような気がする。
発せられる歌と音。演奏する姿。見て聞いて、振動を感じて、熱を感じる。匂い…はあるのかな、あるのかもしれない。様々な感覚を刺激してくる。
そこから俺はどうするか。手拍子とか手を挙げるといったスタンダードなことで気が済むこともあったし、めちゃくちゃに動かないわけないはいかねぇ!って時もあった。時には激し目の曲でも硬直して聞き入ってしまったり、その時にやりたいことをやりたいようにやった。
周りの客も、ステージ上も、開演前にイメージしていた自分さえも気にせず、ライブ中に起こったことに対して直感的に返していくのがたまらなく楽しい。「返していく」といってもステージ上の3人はその返しを受け取ってはくれない(ことになっている。彼らはなんだかんだでコチラの動きを観察して楽しんでいるフシがある)。だから、自分が楽しくなっているかどうか投げかける。楽しい。よし、それでOKだ。
田淵智也の動きを見ながら自分の体が反応しているので、自然と動きが彼のまねをするようになる。UNISON SQUARE GARDENの音に対して興奮していくと、田淵智也のような動きになっていくの性質になったのかなと思う。ただ、ステップの踏み方とか頭の振り方とかではなくて、田淵智也と全く同じタイミングで舌なめずりなんかしちゃった時はすごく面白い。シンクロもここまでくると笑えてくる。同じ音楽を共有しているんだよねって思う。



音楽に対してどう向き合っていくか、今の自分の最適解がここにある。更に向上できるかもしれないという期待感もある。
次は11月の沖縄、ここに至るまでに別のアーティストの大きなライブが一つある。UNISON SQUARE GARDENで得た感覚をそちらでも援用しつつ、そこで感じ取ったものをまた沖縄に持ち込んでもっともっと楽しめる自分になっていたい。