PIERROTのキリトに「今」という言葉を強く投げかけられてから臨む最初のライブ。まさに俺の現在地で、そしてそういうこと考えさせるにはまさに適役のUNISON SQUARE GARDEN。それも沖縄。
小雨が気持ちいいと感じられるほどに温かな気候とジャッキーステーキハウスに出迎えられつつ、ライブハウスへ。
UNISON SQUARE GARDENのワンマンは5回目。未知の緊張感はもうなくて、自分なりの入り方、乗っていき方は見えてきている。なので着眼点は自然と、「キリトの投げかけに対する答えを、どう拾ってくるか」に集まっていく。
とはいえ。この流れでUNISON SQUARE GARDENが現れているという時点で、答えの9割は決まっていたようなものだ。
ここでもう終わるのか ここからまた始めるか
正解基準なんてないしさ 僕も知らないから 君が決めなよ
(UNISON SQUARE GARDEN 『黄昏インザスパイ』)
お前が勝手にやってくれ、ってね。
一曲目に『黄昏インザスパイ』を持ってきてくれていたから、まず最初に大きな一手が入ったね。んじゃあ、決めていこうかってことでライブに入っていった。
ふいに響く 誰かの声 他でもない優しい声でした
「一人だけど 独りじゃない」 鮮やかに 鮮やかに
(UNISON SQUARE GARDEN 『何かが変わりそう』)
ここで俺の中で響いたのはキリトの声だった。ここからワーッと思考が回って一気に考えがまとまった。
「今を生きる」って、過去を捨て去ることでも未来を気にかけないことでもないよと。過去と未来の交差点が今なのだから、大事な思い出なら抱えて、先のことも見据えつつも、今のベストを追求していこうと思ったわけで。
そこから、『シャンデリア・ワルツ』で世界が始まる音がして、一丁上がり。アッパーな曲の流れだけど、かなり感情的になったし『何かが変わりそう』では涙ぐんでいた。
このあたりが沖縄でのキーポイントだったので、動く暴れるというよりは全身で聴く見る感じる、といった感じだった。結果、すごいものを感じられたと思うし、今後にうまく繋がっていくんじゃないかと思う。
インプット多めにしていたけど、めちゃくちゃ興奮して熱くなった。感情的になっている俺のことなんて当然ながらお構いなしで、ステージの3人は猛烈にかっこいい。3人の演奏と表情の観察をしていくと、さらにかっこよさが伝わってくる。もうね、かっこいいの。
終演後は小叫びしながら居酒屋に入って泡盛ゴクリ。超旨くてめっちゃ回ったね。
大事な今を最高するために、自分にできることをしていこう。
今年はこれを、色々な形で何度も確認していく年なのかもしれない。