そしてオタクは続く

一歩踏み出す勇気

6年間で育たなかった内山命界隈が未来を作るには

総選挙終わりました。内山命はランクインしませんでした。
俺の呼びかけに応えて協力してくれた方、気にかけてくれていた方、本当にありがとうございました。
一人ひとりと直接お会いする度に、「ほんとありがとうな!!!!」って抱きつかんばかりに突っ込んで行くと思いますので、抱き返してくれるなり距離を取るなりしてくださいw



さて本題。なぜ内山命はランクインしなかったのか、これからどうするか。
「ヲタなんてそれぞれなんだから」「じゃあお前がやれよ」って話に終始する。なので、そういう反応をされても「そうだね」としか返せない。あと最後に「まぁヲタなんてそれぞれなんだから」って論調に収束すると思う。
「終わってから言うならその前にやれよ!」なのもごもっともだけど、当時は見えなかったこともある。あるかもわからない来年に繋げるとか、何の因果かでここに辿り着いた他のヲタに何か伝えられればってところ。
あるかわからない来年だけど、「今度こそ!」と内山命ヲタが思っているのならば、我々は変わらなければならない。と思っている。


twitterにも簡略版を連投するつもり。
#みこっ党の総選挙 あたりでタグ作る。

  • ざっくり言うとこんなところ

【ちゃんと「みこっ党」として団結しろ。できないなら一人で速報に載せてみせろ。】


団体行動をするのも、使命感でヲタやるのも嫌いな俺からすれば、二つとも実に気の重い課題だ。
そもそも、趣味で内山命を推しているはずなのに課題ってなんだ。仕事か。
でも、そうしないといつまで経っても、「内山命がステージに上がり、ランクインのコメントをする」姿を見て喜ぶことはできない。その最高に輝く姿を見たいなら、解決しなければならないんだと思う。
個人レベルでも全体でも、内山命界隈はもっともっと成熟しないといけない。


以降、課題を2つと、解決方法?取り組み方?を書く。
だいぶ感情的になる、整理整頓したいとは思っている。


  • 課題1:ヲタの数・力の絶対的な不足

「みこっ党の本気」というものがここまで弱小だったのかと思い知らされる選挙戦だった。
最終結果の80位13,000票はもちろん、速報の80位3,600票にも遠く及ばなかった。


速報の重要性は皆が理解しているところだったろうし、ぶっちゃけ「せめて速報くらいは載せてあげないとね」ってところが現実的な目標だったと思う。俺はそうだったから速報までに手持ちの票を全て入れた。協力してくれた人らにも「なんとしても20日の午前中までに(ってか19日中に)!」とお願いして、応えてもらった。
速報圏外だったので、呼びかけて「速報までに何票いれたか」の調査をして手集計をした。結果は2,000票ちょっと。twitterだけで展開したし全員の回答をもらえたわけじゃないのはもちろんだけど、それでも3,000票に近づく気配すらなかった。
現実を見て、「この程度だったのかよ」と打たれた。


確かに昨年の2,800票と比べれば800票ボーダーラインは上がった。それでも届かない数字には思えなかったし、"俺"が8人いれば速報には載っていた。10人くらいはいるだろうと思ってた、だって6年も生き残れたんだよ?俺が声優ヲタに戻ったりまた遊びに来たりとかしてる間に、もっともっと太く強く内山命を強く推してる人が支えてるでしょって思ってた。それが楽観的過ぎる考えだったなんて。
票数の多少がヲタとしての強さだとかいう話をしているんじゃない。でも今年のこの状況なら惜しむ理由はないでしょって話で。だからきっと皆がそれぞれにとっての最大限を出してることを疑う気もない。
強烈なまでに大枚をはたける人間が内山命についていなかった、残っていなかったということが現実だった。


2011年春、研究生になって最初の個別握手会、東名阪で俺と同じくらいか俺以上のペースでブースをループし続けてたアナタはどこへ行ったの?
俺が行ってない最近の名古屋の個別、内山命が言う「本当にたくさんのみなさん」に、物凄くぶち込んでくれるようなテンションの人はいないの?


速報に入らなかったこと自体じゃなく、その意味合いの持つ深刻さに打ちのめされて、後半戦はまるで頑張れる気にはならなかった。意地だけで追加して500に届かせたけど、それはもうランクインするしないじゃなく、今後に内山命と会うときの後ろめたさを減らすためだった。俺は俺の予算限界を超えたからもうどうしようもないぞ、って言い聞かせるためだった。


人数も少なければ、爆発的なリソースを投入する人もいない。総選挙の直接的な敗因はこれに尽きる。


  • 課題2:名前だけの「みこっ党」

これは付帯事項のようなものだし、ヲタ一人ひとりの気質の話。「言っても仕方のない話」度数はさらに跳ね上がる。でもこれも深刻。
今回の総選挙って、内山命ファンは団結して支えあって煽り合って盛り上げていかなきゃならない状況だった。にもかかわらず、「私は私でやるから」って人ばかりだった。
大々的な展開をするに至らなかったけど、Google+には選挙対策をうたうコミュニティが作られた。ヲタで団体行動なんてしたくない俺だけど、今回ばかりはと参加して、いろいろと提案?発言?してみた。
まぁ、発言も少ないし反応も薄い。参加人数がそもそも少ないのはともかく、賛成なのか反対なのか、見ているのかすらよくわからなかった。そんなコミュニティではアイデアを出す頭も働きにくくなるもので、自分も次第にトーンダウンしてしまった。反応されない辛さがわかって「今度から俺も気をつけなきゃ」と強く学べたほどだ。
選挙前はそれでもいいやと思っていた。ヲタそれぞれあるし、個人戦の集まりでも速報なら入れると考えていたからね。


そう、「速報ならどうにかなるっしょ」が根底にあったから大半の問題点はスルーしていた。それがいけなかったのは今になってようやくわかった。


コミュニティに入ってわかった、内山命界隈の構造的な問題。
「みこっ党」という総称とはかけ離れて、マイペース・個人主義者が多い。現状のままだと、今後どれだけ総選挙に出続けようが結果を出せない(来年も出る立場にあるのかというのは別の話)。
まとまろうというフォロワー気質も、まとめようというリーダー気質もない。まとまるわけがない。
かく言う俺だって個人主義だし、なんなら公演中に推し被りがいなければレス独占なのにって思うタイプだ。そういうヲタが集まるのが内山命なのだろう。そういうヲタでやってきたのがこの6年間なのだろう。
ずっと総選挙とは無縁で、生誕祭の運営が最大の行事だったからこれで良かったんだろう。実際に傍目から見て、内山命の生誕祭は素晴らしいものだ。大好きだ。


生誕祭のように「目標に向けて、コツコツと準備して成し遂げる」ことはできる。
総選挙で必要な「同じ目標に向かうライバルに打ち勝つ」ことはできない。
内山命の気質そのもののようにも見える。公演でのパフォーマンスは問題ない、MCは面白い、メンバーからの信頼は得ている。そして「みこってぃは報われてほしい」とは言われる。そこまでで終わり、他のメンバーを押しのけて推しの対象として"選ばれる"ことは少ない。
同じ気質の推しにヲタが寄っていくのか、推しとヲタは似てくるのか、わからないけど。とにかく「私は私」のまま総選挙に突入し、当たり前に当たって砕けた。分相応の結果だったんだよ。


投票のスタンスについても、バラバラだった。
「速報までに入れよう」って人が多かったとは思うが、手持ちは多いけど「仕事学校その他で速報までには絶対に入れられない」という人もいた。そこの事情にまで踏み込めない(個人的感情は「仕事や学校なんて一日くらい穴を開けても大丈夫だろ」とは思う)けど、事前にわかっているなら打つ手はあった。「時間のない人の資金を時間のある人が受け取って、劇場盤を購入・投票する」形の代理投票なんて、組織を作っていれば簡単にできたはずだ。それができなかった。
言い訳がましく何度も言うけど、俺は「速報ならなんとかなる論者」だったから提案しなかった。けれども、組織がまともに立ち上がってもいなかったから、提案しても他人にお金を託す人がどれだけ出ていたか。


SNS、主にtwitterはそこそこ活用できていた。
午後11時14分(内山命の誕生日11月14日に由来)をみことtimeとして、関連ハッシュタグを付けて一斉にツイートする。これは盛り上がったし楽しかった。
ただ、これももっと拡散させる力をつけていればとも思う。RT数を見ると、同じ内山ヲタ同士でRTし合ってるだけで"外"に出て行かないように感じた。拡散力を上げるのは簡単じゃないけど、身内で楽しんで終わらないようにしたい。
界隈の軸になり、内山ヲタじゃない人でも「フォローしとくか」ってなるようなアカウントが欲しい。
そして、選挙戦としてみことtimeをしてきたけど、これの継続は絶対に必要。選挙期間中に推しをアピールするのは当然で、どこのヲタだってやる。選挙終わりです、だからアピールも終わりです、じゃいけないと思う。
メディアの露出とか、運営が推すとか、人気が大きく上がる方法はある。あるけど、そういう期待がしにくい以上は、草の根運動を地道に展開していかないとファン層の拡大はなかなかできない。
続けていこう、好きなところ共有しあおう。そりゃ、「みことのこんなところ知ってるの俺だけ」っていう気持ちになりたいけど、そればかりだといなくなっちゃうよ。


  • ヲタがすべきこと

(しつこいようだけど仮の話で)来年の総選挙で何かの結果を出すために、何に取り組んでいくか。


1.各個人がもっと投票できる力をつける
平たく言うと、予算をしっかり意識して一年すごそう。突如として「今年は本気!」って流れになったから割ける予算も限定的だっただろう。来年に向けて、一ヶ月で劇場盤1枚分でも節約し続ければ、それを10人がやれば、もうそれで100枚のプラスだ。
ギリギリまで切り詰めていくわけにはいかないよね、他の趣味だって生活だってあるから。頭の片隅に置くくらいのところから、始めていければ良いと思う。


2.みこっ党を結党する
名前だけだったみこっ党を、内山命を応援する組織として明確に立ち上げないといけないのかなと思う。
冒頭の通りで団体行動とかヲタグループを名前つけて結成するとか、そういうの大嫌いなんだけど、来年の春までにはまとまってないと今年と何も変わらないよね。
四六時中連絡を取り合うとか、握手会の度に総会を開いて全員参加しろとか、そこまではいく必要ないけど、「やる時にやる」集団になれればなと。みこっ党を選対として移行させた時にズムーズに動けるように、「この人たちになら代理投票を任せられる」って思えるように、連帯感を作っていたい。
リーダーの担い手が出てきてくれるといいなぁ。。。生誕委員に提案だけして放り投げたいんだけど、歴代の委員長がこの選挙で前に出てくることがなかったので期待はできないよね。さてどうしましょうね。
まぁ、明確なリーダーが出てこなくても、参加者が意識を持って話して聞いて動くことが大事だと思う。また「やってやろう、みこっ党!」って言われた時にメンツをイメージできるくらいの集団意識を作りたい。
もちろん人には好き嫌いあるし、考えの方向性も違うと思う。だからまずは、気の合うみこと推しの人らで幾つかグループがあって、時々は全部が集まって"連立"してみこっ党だよって感じでもいいかもしれない。
あぁもう、自分で書いてて鳥肌がたつ。これまで貫いてきたポリシーとまるで違うことを提案してる。それでも内山命がいなくなることよりはよほど良い。
とにかく、「団結しよう!」って言葉にするだけじゃなくて、なにか動いて始めていこうよ。と思うわけだ。


以上二つが、ヲタのやること。長く書いたけど「金貯めよう、すべき時に協力しあおう」ってことね。
twitterのみことtimeの日常化とか、細かく草の根運動をやっていくことも大事。できればGoogle+に拡大させていきたい。あれ、話題の投稿とか出てくるじゃない?


ブログに書かずに本人に言うべきことなんけど、内山命本人がすべきことあるよね。投票締め切り後に「やることはやった」って言ってたけど、絶対に足りてないから。


1.自分のところに来た"お客さん"を"内山命推し"へ全力で引っ張り込む
自分を推させる為の工夫は足りてますか、足りてませんよねって思う。ブログもメールもGoogle+も、いつまで「文章を書くのが苦手」の一言で済ましていくのか。たとえばtwitterのみことtimeが上手くいっても「内山命に目を向けさせる」までで、目を向けた人に「推す!」って思わせるのは内山命本人にしかできないんだよね。
気になった人がまず見るのがブログだしGoogle+だし、「メール取ってみようかな」とまで思わせたら大チャンスなわけで。そうして見たら更新は少ないし内容もあっさりで、これで引っ張り込もうなんていうのはめちゃくちゃ難しいと思う。現状のヲタですらメール来たら軽く沸くときあるけど、それってたまに良いのがくるから沸いてるのであって、いつも良いものくれてたら当たり前にオススメしていけるんだよ。
「握手の対応には自信があります!」って最近は言うようになってるけど、握手会まで到達するのって俺は"遠い"と思う。今のSKEシングルは当日指名券も当日券もないから、事前に指名しておかないと会いに行くこともできない。シングル発売(もしくは発売より早い)のタイミングで「この子の券を取っておこう」って思うのってそんなに簡単じゃないと思うんだよなぁ。だから握手会に来させるためにも、まずは無料で見られるブログ・Google+の充実でしょう。
Google+で動画のテストするよーってだけして動画を一切アップしてないのも残念。やってくれよ!
この辺は本人に伝えておこう。手紙か、握手会か、どっちかなぁ。どっちもかな。


2."可能性"を示し続ける
これはできてること。今年の総選挙の「本気」ってヲタには伝わっていた。3月の公演センター、K2副リーダー就任等で「今年は流れを作れる!」と思ったから頑張れた。
今後も公演しかり、メディアや外での仕事しかり、頑張ってほしい。いつも通りだったり、いつもと違ったり、いろいろな内山命を出していって、内山命いいぞと、面白いぞと、めちゃくちゃ可愛いぞと、もっとやれるぞと、見せ続けてほしい。
その頑張りをみこっ党が繋げて、広める。気にかけてきた人を新規として内山命が引っ張りこんで、"仲間"を増やす。理想的モデルケース。やってみたいねこういうの。


  • 終わりに

「今年がダメだったんだから、もうノーチャンス」って思う自分がいる。来年にはもうSKEにいないんじゃないかって思うこともある。
でも、まだ内山命が頑張りたいのなら、そして未来への可能性を示してくれるのなら、見捨てたくない。「今度こそ」ともう一度、歯を食いしばってやっていきたい。大好きだもの。
それが必ずしも総選挙じゃなくても、「やってやろう!」って言われた時にやってやれる存在でありたいじゃないっすか。「悔しい思いをさせてくれてありがとう」なんて言わせるために頑張りたいわけじゃないでしょう。
今年の総選挙は失敗したけど、次は成し遂げたいじゃないですか。


めんどくさいこと提言してると思う。書きながら俺自身が「めんどくさいな」って思ってる。でもそのめんどくささ、みんなで共有しませんかね。


変わりたい、変わらなきゃ。なら、変わろう。