そしてオタクは続く

一歩踏み出す勇気

LiSA LiVE is Smile Always〜メガスピーカー〜 幕張メッセ9〜11ホール

「やりたいこと、好きなこと、思いっきりやっちゃおう」
「ツラい時、落ち込んだ時は、私がキミを信じてるから」
こんなことを、LiSAはよく言うし書くし叫ぶし、こういうことを伝えたくて歌っているんだろう。「誰かの何かになりたい」とも言っている。
俺にとっては紛れもなく、大事な大事な何かになってくれている。単純にLiSAの歌を聴いてライブで遊びたいっていうのはもちろんあるんだけど、それ以上に根っこの部分にいてくれてるなぁと感じた。
もうね、不動のエースっすよ。背番号9。

  • お席

すっげぇの、会場がデカイの。1万5千近く入ったそうで。入場して階段から見下ろすと壮観ね、平坦だし空間が広々としてた。
そんななか、発券時はイマイチかなと思ってた席がなかなか良かった。RRブロックって何かと思えば前方の上手端っこで、席が真ん中に向いてた。メインステージを右手に見る感じ。
それで16列目でほぼステージ端っこも端っこなんだけど、ステージに正対したら2列目って感じで。ステージの真ん中を見ようとすると他の人に遮られず視界すっきりしてるし。

  • 本編

けっこー良席やったぜーなんて浮かれつつ開演。
最初は気温が低い中でアドレナリンも出てないしゆったりめに入…れなかったね「ID」かっちょいいし上がるね!「crossing field」はもはや飽き飽きってイントロ鳴った時は思ったけど、かっこいいものはかっこいいので。間奏で狭いスペースなりに暴れる。
そっから気づけば半袖でも熱いくらいになってたし、近くに寄れば「はぁLiSA可愛い、好き」みたいになるしw楽しくやったね。

全体的な完成度すっげー高いなと感じた。大きな大きな箱に日和見せず、かといって強引にいつも通りともせず、大箱仕様にしっかり作り上げられていたと思う。トロッコもやりたかったんだってね、嬉しそうだったw
「EGOiSTiC SHOOTER」で狭いリフターでやたら上に上がってる時の体勢はスゴくクレイジーで曲に合ってて俺も狂っていった。「あの子の横顔」で叫んだのは推し船長の名前だった、まぁ最近お会いしたしねw


今年の武道館で分けた「ピンクなポップとブラックなロック」の二元論で言うと、これの切り替えが一回多かったかな。
「虚無」が好きで黒めな曲になると終わりで「虚無!虚無!」って煽ってたから気づいたけど、あぁもうダークなの終わりかって思った後にもう一回きたんだよね。いいよいいよ、こういう翻弄どんどんしていってくれ。
んで、「虚無」はやらずと。来年のツアーでは頼むよ!!
このLiSAの二面性はどちらも好きだから、「Rally Go Round」で踊っちゃってる時は「あぁ可愛い好き」って思うし「Bad Sweet Trap」に切り替わった時に「やったぜ暴れるぜ」ってなるし、曲数が増えて武器が増えて、セットリストの厚みが素晴らしいね。
そろそろ、『ROCK-mode』を外してもやれそうな気がする。好きだからやってくれて良いんだけど、たとえば次のツアーで外してやりきったらそれはそれですごいんじゃねーかなって。
「大好きな音楽を、みんなで、大きなスピーカーで楽しもう」ってシンプルなコンセプトを堪能しきった。スピーカーがめちゃくちゃ近かった席に感謝感謝。
LiSAがトロッコで後方に行ってる間はメインステージのバンドを見る。けんちゃん久しぶりだし、CO-Kさんいつも通りかっこいいし、上手側で良かった。CO-Kさんへのコールがいちばん叫んだねw


  • ハイライト

本編ラストの「Launcher」前の今年を総括しつつなMC。
思えば日本武道館へのリターンマッチも今年だったんだよね。あっという間にも思えるし遠い日にも思える。一つ大きな山を越えたけど、変わらずLiSAはエースだね。
んで、冒頭のように「誰かの何かになれれば」「最高の今日を」って話をする。この話題、時に眩しく見えるけど、今はあぁそうだその通りだって受け取れるくらい楽しく生きてる。
そこはまぁ良いのよ。これからも楽しくよろしくって感じでLauncher行ってくれれば。そしたら歌う直前に、
「自分の好きなものくらい、自分で守るんだよ!!」
とか叫ぶのよLiSAが。グサッッッッッッッッッッと刺さった。「わかってんだよそんなもん!!」と返す刀で言いながら涙が出てきちゃってさ。涙の理由とかもう敢えて書かないけどさ、まぁ今年ってそういう年だよねって。
LiSAにも把握されてんのかってねw
Launcherを泣きながら聴いて見て叫んで動くことになるとはね、やられたよ。


楽しくて気持ちよくて心つかんで、もうね、来年もよろしくねLiSA。