そしてオタクは続く

一歩踏み出す勇気

4月水樹奈々東京ドーム、『2日目』にこそ意義を見い出す

「通常営業の水樹奈々は、もういいかな」ってなことをよく言うようになった。
もっとも、「2011年12月4日をもって身を引いた」と言う口だ。意地を張らない柔軟な姿勢か、考えを簡単に覆す軽薄野郎か、そんな自分がなかなかに好きだったりする。


何はともあれ、4月9日と10日の東京ドームは、通常営業ではなくなった。

4/09 NANA MIZUKI LIVE GALAXY 2016 -GENESIS-
2007年までの楽曲で構成
4/10 NANA MIZUKI LIVE GALAXY 2016 -FRONTIER-
2008年以降の楽曲で構成
(最新アルバム『SMASHING ANTHEMS』は両日ともに構成に入る)

「大いに唄う」でこの発表があった時、第一印象は当然のように「土曜は絶対に何が何でも行こう!」だった。そして「日曜は別にいいっしょ」とも思った。
ここ2,3シーズンでふらりと奈々ちゃんのライブに行くようになって、心打たれるのはだいたいが"同窓会"のとき。古い曲を期待して聴きに行くのが今の俺だ。そうするとGENESISがメインになる。
聴きたい曲いっぱいあるよ、『WINDOW OF HEART』とかやってくれたら最高だよ。どれやってくれてもいいよ最高だよ。
心身のピークをまず1日目、言うなれば「大・同窓会」に向けていくことは間違いない。一緒に行くのもそういうメンバーだし、きっと同じような目的で行く知人友人も多いことだろう。
皆の聴きたい曲が歌われるといいね。そして"奉納"しよう。



そして俺は、妙に気になるというか虫の知らせというか、2日目のFRONTIERも行くこととした。
08-09年あたりも好きな曲があるよねーってのもあるけど、それはそれとして。

4月に奈々ちゃんのワンマン、そしてツアーじゃない単発ってずいぶん珍しい気がする。っていうかなかった気がする。
まぁ、東京ドームのスケジュールを抑えられたのがここだったってだけの事なのだろうけど。ここから読み。
「4月にやる理由ある」としたらどうだろう。このタイミングで、なるべく大勢のファンの前で、直に伝えたいことがあるとしたらどうだろう。

キングレコードが騒がしい。日程の発表時点で既報だったがμ'sが一週間前にファイナルをやる。スターチャイルドレーベルは終焉を迎えた。田村ゆかりとは契約終了となる。次は水樹奈々か?と頭をよぎる。


そして俺自身の周り。これはこじつけにもなっていないけれども。
ここ1,2週間、SKE48のメンバーが次々と卒業を発表している。梅本まどか山下ゆかり小石公美子。どれも自分の推しである内山命を見に行った時に気になっていたというか気に入っていた子たちだ。
で、乱暴に言うと人気は高くなく、卒業の話題が"外"にはあまり出ていないだろうけど、この辺の子たちが卒業するというのは、俺にとってはものすごく思うところがある。
「次はもしかしたら」というより、もうそこにあるものとして生きていこうって思うくらいのインパクトだった。
さらに言うと、俺の初推しである宮澤佐江ちゃん、その次に行った岩佐美咲、彼女らも卒業していく。
月並みだけど「会えるうちに会っておかなきゃ後悔するよ」って話。
佐江ちゃんわさみんはともかく、梅本山下小石、この「一回は話してみようかな」な子たちがいなくなるのはなかなかにツラい。もうちょっと後で、なんて思ってるうちに機会がなくなってしまった。


会いたい人とは会えるうちに会いたいだけ会いに行く。


彼我の状況からの想像、そして何より自分の感覚的に、「2日目も行く!」となったので行く。それだけの話。
何もなければそれが一番良い。何かあった時、現場にいてそれを受け止めたい。せめて狼狽える権利くらい欲しい。
この意気込み、ライブ本編をまるで無視してるなw そこはしっかり調整してワクワク度上げていくよ!

そういえば、2015年1月のLiSA日本武道館ツーデイズ。
1日目は「ポップなPink」で2日目が「ロックなBlack」だった。人気は2日目に集中し、1日目はいわゆる"LiSAのファン""LiSAっ子"の濃度が高かっただろう。
そんな1日目、実際のテーマは「1年前のリターンマッチ」だった。LiSAは自分についてきてくれたファンとともに、リベンジの機会を作り、成し遂げた。テーマ分けをすることで上手く「人払い」ができた。



単発ツーデイズは「ハズレ公演」にこそ隠されたテーマがある。そんな読みを入れるとどうだ、4月10日が面白くなってくる。



こう書いておいて2日目が落選なんてするとどうしようね。
むしろ08年以降に奈々ちゃんに入ったファンの方が多いから有り得るよねww