そしてオタクは続く

一歩踏み出す勇気

Ryoko Shintani Live Tour はっぴぃ・はっぴぃ・すまいる'17 chu→lip☆DayDream @東京というか行った3公演を通じて思ったこと

新谷良子の歌、ライブの何が好きかって言うと「とーしんだいの しんたにりょーこ」って彼女のスタンスそのものが好きなんだと思う。

「歌は感情の発露」だと、どこかで誰かが言っていた…とこのブログでも何度か言及しているけれど。
歌の一つ一つ、そして曲と曲の繋がりで、今の新谷良子さんが考えていること思っていることがありありと伝わってきた。
今回のセットリスト、特に『Memories』周辺はものすごく強烈だった。「しばらくはこのライブの余韻に浸っていたいな」どころか、一週間後の別のライブを堪能した直後でもまだ引きずってる感覚があるくらい。

金沢2公演と東京、それぞれでこの『Memories』周辺を受けた時の気持ちが違った。
金沢1日目は、『Chained Diary』から『ロストシンフォニー』になりいよいよ『Memories』になった時「すごいつなぎ方してきたな」って驚嘆した。
そこから『Blooming Line』が始まった時にはもう腰を抜かそうかってくらい圧倒された。最新ミニアルバムから前作アルバムの間の4年間が乗っかっているような、重く分厚い2曲だった。
「結局は同じことで悩んでるんだよね」と、いろんな場面でりょーこさんは言っていた。楽しい気持ちも含めて、振り子時計のように行ったり来たりだと。
その振り子が一旦ネガティブに振れてまた戻っていくのが、このあたりに表れていたんだと思う。1日目はただただ圧倒されたというか受け止めきれねぇよ!っというか。
ここから『Wonderful World』に行くんだからね、ジーンと熱くなってくるってもので。

翌日の金沢2日目、この流れでのりょーこさんの投げかけに対して何かしらの”答え”を持って受けたいなと思っていた。
ちょうど8月9月は、オタ活と並行して珍しくもリアルですごく気持ち入れて頑張ってることがあったので、そこんところだなと。
そして『Memories』と『Blooming Line』。ここですごく曲と”会話”できたというか、「俺はこうだよ!」って気持ちで迎え入れられた。
こういう曲を聴く時、だいたいは一緒にネガティブな感情を出していくというか、落ちていく自分に寄り添ってもらうというかってスタンスが多い。けれどもこの時はむしろポジティブに、 歌の中の”君”(りょーこさんなのか自分なのか、どちらもなのか)に向かって手を差し伸べてあげられたような気がした。
そんな気でいたら、『Blooming Line』終わりでりょーこさんが「昨日と違う気持ちで歌っていた、昨日より明るい気持ち」的な感じのことを話していて、上手く向き合えてたんだなって手応えあるなってなった。

3週ほど空いての東京、ここで不意に『ロストシンフォニー』が思いっきり揺さぶってきた。
この時にはリアルで頑張ることも一区切りしていて、またオタ活に全振りし直していた。そうすっとタイミング的に脳裏をよぎることがね、あったわけですよ。
「新しい旋律に君はいないけれど」って感じっすね。この曲を聴くとすっと思い出すから、自分の中から消えることは永久にないんだろうな。

いやぁ、ここの流れが今回のツアーの揺るぎないハイライトだねぇ。
「とーしんだいの しんたにりょーこ」として発してくれる気持ちに強い共感を覚えるから、いつだって何度だってやってほしい。


はい。ここまで書いて3週間ほど空けてしまっていました。

あとはもう、当たり前にめちゃくちゃ楽しいんスよ!
クラシカルな声優ライブのスタイルで跳びまくる喜びね!
跳び過ぎてふくらはぎを痛めたよね!!たぶん肉離れだったよ2週間かかったよ!!!

金沢1日目でギターの慶くんが「今日のお前らめっちゃ跳ぶなぁ!!」って言ってたのたぶん俺!!って思い込めるくらいに充実したハイジャンプだった。めっちゃ楽しかったなぁ。
東京でトドメを刺された曲でもあるんだけど、『UNLOCKER!』がすっごく好きで。ここぞと跳びまくった。
『HOPPING DICE』も最高だよね。東京はこれが異様に長く感じて、あれが限界到来の前触れだったんだなww

とてもとても楽しい3公演だった。今は「2年周期」みたいになってるけど、そんなのもったいなさすぎる。もっとたくさんやってほしい。
いろいろと大変だろうけど、ほんと、頼みますわ。