そしてオタクは続く

一歩踏み出す勇気

SKE48 第1回ユニット対抗戦-前半戦- @名古屋国際会議場センチュリーホール

単なる抽選の結果に、どんな因果関係があるのかと考えすぎても仕方ない。
仕方ないが、今回はチケセンの設定がそうしたんだろうなって気がしていてならない。


世界に3,4人いる読者様(ここのところ2,3人から増えてる可能性。増えて減ってで変わってないかもしれない)なら分かるかと思うけど、昨年11月14日の公演を持っていわゆる推し変をした。もっとも、後任を決めたわけじゃないから"担降り"の方が正しいかもしれない。
でも、以後もチケセンの推しメン設定は内山命さんのままにしていた。「他グループに興味もなくずっとひたむきに推してる!」感のある設定ってなかなか動かせないなと。かっこいじゃん?
言ってみれば、操じゃないけど内山さんと推してた自分を立ててあげよう、みたいな。
その後も行くなら惣田さんのいるK2主体だし、チームが同じなら大した影響はないでしょうってことでそのままにしていた。
二回公演で出演するユニットが分けられるとなった時にどうなるかなと思ったら、内山さんのいる前半戦に当たって惣田さんのいる後半戦はハズレた。かっこいいじゃんのために今の一番が見られなくなったというのはまぁ、バップである。
同行を探してでも入るとか手はなくはなかったんだろうけど、まぁそこはデスティーノですよってことで切り替えていくことにした。


席は1階の25列通路側。後ろだからリラックスして見ていこうって気だったけど、審査都合ってことで座りになったのは渡りに船だった。どうせ立ってたってペンライト振るだけだし劇場でも座りなんだから構わない。
さらに、右斜め前に内山さんと優月のうちわを持ってその二人のユニットのTシャツタオルをしっかり身につけてだいぶ熱心な人がいるな…と思ったら知ってるオタクだったww
8月以来だったかな、overture中に挨拶。


話を、内山命さんと日高優月さんのユニット、STRAWBERRY PUNCHに絞っていこう。

抽選の段階では「お、相性いいんじゃね」って印象を持っていたくらいだった。
それが、グッズ詳細発表でスッとユニット名を把握して「STRAWBERRY PUNCH」って文字列を見た時、ざわざわした。

これは、やるぞ。

コテコテのやつやるんじゃね。Tシャツも可愛い風だし。
いや、これはフェイントで気だるい感じか笑いを取る感じか…。
「どうなるんだろう」という想像を巡らせる時間を使ってしまった。もう2人の手のひらの上で転がり始めていた。

ライブ開始、『コップの中の木漏れ日』に続いて、全員(たぶん)で『コケティッシュ渋滞中』。一通り誰がどこにいるかなーって眺めていく。ここで内山さんと優月を認識していなかった。
明けてMC。モニターに映った内山さんが、ツインテールだった。優月を確認する。こちらもまたツインテール

あー、やるやつだ。ストロベリーだ。
パンチもオープンフィンガーグローブとかじゃない可愛いやつだ。


5組目で登場。
モニターにユニット名と名前と写真がどーんと出たら割とすぐ出てきてたこれまで4組と違って、映像に切り替わる。
舞台袖でのスキット、気だるい感じ。雰囲気がWWEみたいで面白い(司会のトップリードのどちらかも言ってたw)。
そっからステージに現れたのは、強烈に作り込まれた””””””””アイドルちゃん”””””””であった時の衝撃ったらなかった。

「なにやってんだよ!」って笑ったのも束の間、『完璧ぐ~のね』のクオリティがとんでもなく高い。
冷静に考えれば当たり前だ、この2人のパフォーマンスには劇場で何度も目を奪われてきた。内山さんはもちろん、優月についても何度か言及したような気もする。たぶんTwitterで。
そんな2人のストロングポイントを存分に活かしつつ、普段のイメージから想像できないところに踏み込んできた。新しい引き出しをガンと開けてきた。
濃厚すぎるキャラクター付けのインパクトが一番にやってくるんだけど、それだけじゃない味わい深さ。振り返ってみると、これは強いっすよ。
ウケはもちろん狙ってるけど、ステージとして作り上げてやりきったんじゃないかな。
(こういうこと偉そうに書いてると、後で映像を確認したときがちょっとこわいw)
決め技(そのまんまだけどストロベリーパンチ)作ったり、話し方とかマイク持つ時の腕の角度とか「そんなアイドルはもうとっくに死滅したわ!」ってツッコミを無限に受けるために作り込んでいたり、ディティールを追求した跡が見えた。
ぶっ飛んだことしてるんだけど、決してふざけてないどころかめちゃくちゃストイックにやったんじゃないかな。。。
前半戦1位が告げられた時にパッと涙が溢れ出てたのが印象的(たぶん泣いてた、よね)。

特長と意外性を同時に出せてたのは、前半戦だとSTRAWBERRY PUNCHだけだったと俺は思う。審査結果が他を圧倒して1位だったのもかなり納得。

後半戦は見ていないけど、最終的に優勝したわけで。いやぁ、すごいものを見せてもらった。



さて。



ここまで褒めてみたわけだけど、対象が対象なだけに自分の中での話題が「じゃあ、どうする?」って方に向く。



後生大事に抱えていた1,600日近くの継続日数をリセットした。

チケット当落が出た段階で「これは実情に合わせないデメリットが出てきた(ように見える)」対策を施そうとは思っていた。けど、そこの踏ん切りがつかなかった。
かっこいいじゃん?ってのはなかなか拭い去れなかった。見栄というものが好きなようだ。

それが今日のパフォーマンスを見て、すげぇのを見て、内山さんの位置づけというか内山さんとの関わり方を再定義しても良いんじゃないかという気持ちになった。
この1年は、元推しとか自分の中では終わった思い出とかそういうポジションに置いていた。それゆえ、公演でもコンサートでも、握手会で近くのレーンにいるときでも、アンニュイだのエモいだの言いつつ見るともなく見るみたいなことになっていた。避けきれないけど避けてる風。
それを、また見てみようかなって思わせるだけのものはやってくれたんじゃないかなと。
再び興味がわいてきた、気がする。「わいてきそう」くらいかな。

アイドルに限らず、俺がハマるものの大事な要素に「可能性を示してくれるか」みたいなものがある。
昨年の"担降り"に至る流れは、まさにこれが見えなくなってきて「完全に嫌いになる前に看板を下ろそう」ってところが一番だったと思う。もちろん、惣田さんの方が見てて楽しいってのもあったけど。
まぁ、「最近また、ちょっと好きかも」みたいなことはツイートしたけど、それは推しの範囲から外してたまに目に入ってくるからだったんだなたぶん。"元"って位置づけの妙。

それが今日、新たな引き出し、新たな可能性を見た。
濃すぎるキャラクター設定で笑わせつつ、あの渡り廊下の『完璧ぐ~のね』を真正面からやってみせたわけですよ。ぶっちゃけめっちゃ可愛いかったっすよ単純に!

だから、推し設定を実情に合わせて惣田さんに変えた。

言い換える。
内山さんを自分にとっての"過去の人"ではなくしてみよう。

そもそもの状況が1年前と違うよね。年一の生誕だけ入ってた頃とは。
『意外にマンゴー』からの流れでフツーに関東在住SKEオタみたいになってるんで、興味のあるメンバーの握手くらいは行っちゃう感じ。
特に、直近のイベントで印象的だった子は積極的に行ってみようねってのは、本店握手会で推し増し行使する時にめっちゃ楽しいやつ。10月のミッドナイト公演後の鈴蘭とかね。
今度の土曜日、おあつらえ向きにあるんですよ本店握手会。ホットな話題じゃないですかちょうどいいじゃないですか。
「やーめた!行かない!!」ってことにでもならなければ、行きそうだね。
2年空いたから、新規ヅラして感想だけ言えると楽なんだけど。どうだろうねw


ま、すぐに推し戻しするとかまでは展望してない。
今、「気になるあの子」くらいのメンバー含めるとそこそこの人数がいるからね。
このラージグループに入るかもしれないね、ってところから。昔なじみだから複雑ではあるw
まずは土曜日、起きた時に行く気があるかどうかからだ!!!



これはあかんってことで一枚譲ってもらった。ありがとう。