そして、オタクは

ビジョナリーに必要なのは、夢と、情熱と、努力、なのです。

④4月20日、打ち合わせ

花屋さんとの打ち合わせは20日の夕方となった。
提示されたスケジュールの中で最速を選んだのは、自分の焦りと不安の表れからだと思う。
予想どおりの「内山命ちゃん卒業→芸能活動も終わり=もう会えない」がほぼ決まりの中、贈る花のイメージを詰めきれないまま時間が過ぎていくのが嫌だった。

4月20日、土曜の夕方に花屋さんを訪れた。
昨年の誕生日に向けた打ち合わせ、出来上がりの花の受け取り、そして今回の打ち合わせで3回目の訪問。
今は母の日に向けたシーズンなんだなと、店頭の様子でよくわかる。

「5月末のグループ卒業後、どうやら芸能活動自体をやめるみたいで。正真正銘の最後になりそうなんですよ」
まるで、オタクの友人と飲みに行った時のような言葉で話を切り出した。これが伝わる人だろうと思えるのが、2回目の依頼の良さだ。
「それ(発表が3月末)で5月いっぱいって早いですね。気持ちの整理もできるかどうか…」って察してくれた時点で、ここに頼んで本当に良かったなって思えた。
そして気持ちを察してくれた以上に、「じゃあこの色の花を使って…」「花言葉を考えると…」「アクセントになるのは…」と、次々と提案してくれた。
いちばん入れて欲しい花の取り寄せがちょっと大変そうだったけど、「これはぜひ使ってほしい!」と頼んだら「じゃあやりましょう」と引き受けてくれた。頼りになります。

去年の誕生日の時に考えて話してってやったから、今回は多少なりイメージを伝えるのがスムーズになったのかもしれない。
それにしても、自分の思いの丈をぶつけていったようなものを、アレンジメントの構想に繋げていくのはすごいなと感心して感激した。
自分の気になることや、「こういう物を贈ろうと思ってて、それと調和をとれますかね」みたいなところもしっかりカバーしてくれた。少し突拍子のないことを言うと「それは止めておいたほうが」と正してくれたのも、また信頼できるなと。

お店に行く前の心配はどこへやら、アレンジメントの概要は決まって「あとは実際に組み合わせていって調整していきます」って運びとなった。
おかげで自分の不安はほぼなくなり、これからの期間を最後の握手会とか卒業公演とか(たぶん最後のステージとなる)センチュリーホールに向けて準備できる。
一つ、花屋さんから宿題が出た。アレンジメントに「一言」添えられるから、入れたい言葉を考えて送ってほしいと。
これ!ってものを考えつきたいね。アメリカで何か掴んできたいところ。