そしてオタクは続く

届け声、描け未来。

NANA MIZUKI LIVE EXPRESS 2019 @ゾゾマリンスタジアム&総括

最後の「かかってこーい!」が終わって、はけていく水樹奈々ちゃんを見送り手を振る。
客席の照明が点灯して、「あー、ツアー終わっちゃったなぁ」「楽しいツアーだったなぁ」という感慨に浸った。
初日2日目の神戸ツーデイズに始まり、ファイナルを含む後半戦の4公演。
12本のうちの6本に参加したのは、実は奈々ちゃんのツアーでは最多の本数だった。
そうなった一番大きな要因は、初日の『Cherish』から始まった企画コーナー「39 Express」によるものなのは間違いない。とんでもない選曲が次々にされていて、天にも昇る心地であった。
ただそれに負けず劣らずというか、今回のツアーは全ての歯車がガッチリと噛み合ったような、何もかも楽しいな!って気持ちで過ごせていた。

マリンスタジアムの奈々ちゃんといえば、2012年の夏ツアーファイナル以来。当時は、2011年12月の初東京ドームをもって”卒業”だって自分の中で決めていたので参加せず。
それでも暇だったし友人に会うがてら自転車で会場まで行って、外から『星空と月と花火の下』で打ち上がる花火を見て「エモい、”終わった”俺にはここから見るのが一番合ってる」とか言っていたのを覚えているw
当時の「自らが課した道に従う」意地を持った自分自身のことは今でも大好きで、そうやって何かを求めて生きてきたからこそ今の自分が出来上がってると思っている。

今年は順当にファンクラブ抽選でしっかり確保して行った。席は3塁側の2階?スタンド最前列。目の前にはファウルボール対策の柵があり、座ると柵越しにステージを見ることになる。
縦横ともにスペースが狭く、振りコピして遊ぶにも飛び跳ねるにも大変…かと思いきや、飛ぶ分にはその柵と、自分の目の前にある柵を支える細めのポールに手をかければ補助になってくれた。
ジャンプがブレて左右にぶつかる心配が薄まり、そして高さも確保できた。これにはテンション上がった。気分はセリエAのゴール裏の隔離地帯だ!ってなって、飛び方がゴール裏のそれになったw


ここからはファイナルを軸にいろんなことを書いていこう。
開演。17時だとまだ日没前だからキンブレは持たず。日が暮れたらいい感じに使っていこう。
開幕の『WHAT YOU WANT』が初日の神戸からもう良い滑り出しだぜ!って感じで、これ一発でギアが入る。
1月のGRACEで初めて聴いて(新譜、ちゃんと聞こうw)雰囲気で掛け合いやっても楽しいねこれ!ってなって、そっからお気に入りの一つになった。
ステージセットの高いところから奈々ちゃんが登場して、その脇をバンドメンバーが固める配置がシビレた。チェリボ永久にいてほしい、ベースの坂本竜太さんの長い足を見せつけながらジャンプ刻んで弾く姿めっちゃ好き。

このペースで一曲ずつ書いていったらとんでもない長さになるねw

『Poison Lilly』は間奏のサイレン音で「HOLA! If Ya Hear Me!」って叫んでマッスルポーズを決めるのが楽しかった。"ボディロッキンで激ヤバな"曲だね!!
(スコット・スタイナー、テスト、ゴールドバーグのトリプルスレットマッチは必見、ある意味で)

3曲め、ファイナルは『革命デュアリズム』で、後半戦はこれが多かったかな。
この曲、自分じゃめったに聞かないけどレボレボパートはライブでやるたびに着実に覚えていってる気がする。自信ないところは雰囲気で叫んでるけど!
初日は『Bring it on!』で、『It's in the bag』『Naked Soldier』もここ。『Naked Soldier』はアルバム「Rockbound Neighbors」の中でもかなり好きな曲だな。

イントロ即はー好きもう踊る!!!!ってなるのが4曲目『What cheer?』だった。シンプルな振り付けだし、一度しっかり覚えたものはそう忘れないんだなってニコニコ笑顔で踊りながら思った。
「39 Express」に負けじと5曲目が熱い。『Heartbeat』『恋してる…』『フリースタイル』。2019年もフリースタイル口上で飛べる喜び。『恋してる…』踊ったの何年ぶりだろう!
この中では『Heartbeat』がいちばん好きというか、今の俺が欲してるのがこの曲だった。初日でイントロのギターがきた時に歓喜の声をあげ、ファイナルできた時も「おかえり!!!!」と叫んでいた。
今後も出てくるけど、5月末の件に向かって行くにあたって自分を支えて高めるためのプレイリストがあって、そこにしっかり入っていたのが『Heartbeat』だった。そこを突くような選曲をしてくれたのが、とても嬉しかった。

バンド・チェリーボーイズの紹介曲。いつもなら座って一息つくタイプの俺だけど、今ツアーの『Future Express』は初めて聴いた時からすっかりお気に入りで楽しみの一つになっていた。
以前のツアーでも明るい曲調が基本だったけど、「未来に向かっていこう!」って前向きな歌詞がまぁ今の俺には何よりも刺さる。
ライブBlu-ray買ったら飛ばさずに見るしなんならどうにかして音源化してプレイリストに突っ込みたい。

『REBELLION』初めまして(配信限定曲に対する守備の薄さ露呈)で、神戸から帰って買うか迷ったけど敢えてツアーとともに育てていくことにした。
前後に強いのがきていたから、自分の中で育ちきらず。次に向けてしっかり聞き直していきたいと思う。

前半に『ETERNAL BLAZE』が来るのは、俺としては願ったり叶ったりというか。体力的に余裕がある方がしっかり聞ける。
ここ2,3年、ここ1年だと特に、歌詞に込められた想いを汲んでいきたいなって気持ちが強い。nano.RIPEに育ててもらったり、曲からイメージした何かをアウトプットしたりしてきたからね。
エタブレは熱いとかオレンジとか叫ぶとか飛ぶとかあるけど、元をたどると俺はその言葉の強さに惹かれていた。まぁ熱いし叫ぶし飛ぶんだけどさ。
この時期に、歌詞をしっかり噛み締めていこうと思える曲順で歌ってくれてありがたい。神戸の2日間では特に強く思った。

エタブレ終わりが「39 Express」。
静岡の『ひとつだけ誓えるなら』までで、もう全ての気持ちが空に向かっていったような清々しさを感じていたのに、ファイナルで季節を超えて『真冬の観覧車』だなんて。素晴らしいでしょう。
2001年12月のアストロホール、奈々ちゃんのことを知って、その歌をすっかり大好きになってしまった中学3年生当時の俺。
受験勉強の佳境のこのタイミングで、子供の自分だけでライブに行くのが叶うはずもなかったこのアストロホールでしか歌われていなかった『真冬の観覧車』は、1月生まれの奈々ちゃんにあれば一生聴けないと思っていた。
そんな『真冬の観覧車』を、大切に歌ってくれて、感謝の気持ちが溢れていった。これでようやく、1stアルバム『supersonic girl』を全てライブで聴けたね。17年近くかかったけど、17年ずっと奈々ちゃんに付いてきたわけじゃないのにしっかり『真冬の観覧車』に立ち会えて、良い時に戻ってこられたと思う。
自身の200公演目にこういうの持ってくるあたり、ロマンチックなことしてくれるよね。
『真冬の観覧車』はシンプルに初めて聴けて嬉しい!って気持ちだった。
他に俺が聴けたのは、『Cherish』『White Lie』『WINDOW OF HEART』『FAKE ANGEL』『ひとつだけ誓えるなら』だった。
個別に書いた『Cherish』『WINDOW OF HEART』、そして『ひとつだけ誓えるなら』の3曲は、「今このタイミングでまさに聴きたかった曲」でもあった。『Heartbeat』と同じプレイリストに入ってた曲たち。
この企画で歌われた曲のうち、プレイリスト入りしていたこの3曲が自分のいる時に歌われた。感謝しかないよ。
順番もすごく素敵に聴けたと思う。
初日はまだまだしっかり5月末を引きずっていて、そこで聴く『Cherish』がとても響いた。
自分なりに前向きになりつつあったころに『WINDOW OF HEART』でまさに「心の窓から見上げてみよう 未来 ほら涙ふいて」って押してくれた。
そして、”あなた”が好きだって気持ちは変わらないよと、それでも前に向かっていくよと『ひとつだけ誓えるなら』に乗せて俺も誓えたかなぁ。

きれいにまとまったなと、まとめてくれたなと感じる。
1月のGRACE、3月のナナラボ、7月から9月のツアー。単なる日程の妙なんだけど、自分にとってこの大きな大きなタイミングで、他でもない水樹奈々さんがたくさんのものをもたらしてくれた。
好きな声優、歌手、ミュージシャン、アイドル、いろいろいるけど。その中でもずば抜けて”ヒーロー性”が高いのが、俺には水樹奈々なんだなって。強く強く思う。
そう感じられるのはきっと、5月末に向かって自分が頑張ったというかしっかり向き合いきれたと心から思えているから、ってのもあるのかな。

話が膨らむね。「全てのギアが噛み合った」「新しい曲たちも好きで楽しかった」というのに嘘はないんだけど、やっぱり「39 Express」が自分にとってはLIVE EXPRESSのいちばんの贈り物だったな。ありがとう奈々ちゃん。

39 Expressで”やられた”後だから、その次の『SUPER GENERATION』か『New Sensation』は自分史上最高に浮ついた感じで聴いてたw
スパジェネは特にトップクラスに好きな曲なのにもったいない!けどそれが39 Expressの威力!!!
はぁ…真冬の観覧車ちゃん…って呆けて聴く『New Sensation』も悪くないですなっ
『Cherish』や『WINDOW OF HEART』の余韻を感じながらの『SUPER GENERATION』も素晴らしかった。スパジェネが元から俺の心を掴んでくれるし、39 Expressの後がこの2曲で良かったのかもしれない。

初日の『Take a chance』で「これはいよいよ俺みたいな老兵向けのセットリストになってるな」と確信した。
ゆるい振りコピ大好きな俺は、『What cheer?』とともにこの曲が全公演で歌われているのがなんか嬉しい。ライブだと「きーみーのぉ↑」って語尾上がる時があるのも好き。

チームヨーダ清水エスパルスをイメージしたダンスでトニーニョの飛行機パフォーマンスしたら一生推したな!!!

新曲『SUMMER PIRATES』楽しいねぇ!
これもダンスを真似してゴキゲンになっちゃうやつだね。サビの「待ったなしよ」のあたりの手を横からふらふらーっとやるやつ(語彙力)と、「スタートはいつでも!タイミング制するだけ」の内に外に指圧するぜ!ってやるやつ(例えかたな)が特にお気に入り。もうソラで踊れる気がする。来年の夏もぜひ。

『HIGH-STEPPER』と『The NEW STAR』で入れ替わりのところ。
『The NEW STAR』はライブだと初めましてだったかな?今年のGRACE以降、『SMASHING ANTHEMS』もよく聴いてたから「いいのきたねぇ」って喜んでた。
そして『HIGH-STEPPER』のイントロからのかっこいいやつを見るのはアガるね!ここも『SUMMER PIRATES』同様にサビの締めくくりのビシビシッって振りが好きだ。

ダンス曲の締めは『Take a shot』、古くからの友人とよっ久しぶりって再開したような気持ちになる。
shotで撃つ構えする時にケニー・オメガになるのが再開前からの俺の変化ですかね。あ、ケニーの帽子を被ってチェリボのケニーを応援するみたいな自己満足設定つけたら、39 Expressや1月のGRACEでとんでもない曲がやってくるというねw
縁起物として大事にしていこう。

なか卯の話をしがちなここのMC、他の声優さんとの交流もよく語られて楽しかったね。
水瀬いのりさんに「20代で結婚なんて甘い!」と言い放つのは39歳にして業界のトップを走る奈々ちゃんだからこそっすねぇw


タオル曲でこれまたお久しぶりの『PROTECTION』!タオルの振り変更はきっと客席のスペースが狭い時でもやりやすいようにってとこかな。
他のタオルは実家に置きっぱなし。手元に唯一あるLIVE ATTRACTIONタオルがちょうどいいという。古参イキり。
それはともかく、改めて『PROTECTION』聴いてこれまた歌詞に励まされるなぁなんて思ったり。
歌詞から入れていって一緒に歌って気持ちを高揚させていく今のスタイル、奈々ちゃんに来ると再発見がたくさんあるな。

キャプテン感のあるブリッジムービーを挟んで、メインイベント『METANOIA』は自分との相性もけっこー良い気がした。
イントロのギターかっこよくて掴みが良いし、コーラス歌ったりBメロでクラップしたりしながら熱くなれたね。
そっから『TESTAMENT』か『Vitalization』。これはもうどっちが来ても、さぁ!騒げ!!って気分で荒っぽく暴れるのがまぁ楽しい。この分かりやすくアガる繋ぎが良いね!
ファイナルでやった『FINAL COMMANDER』は復習きっちりやらせていただきます!(配信あっただろう?w)

本編ラスト前のラッシュが、『MASSIVE WONDERS』or『UNBREAKABLE』→『suddenly ~巡り合えて~』『Astrogation』とかもうこれ絶対楽しいやつ!!!!!
コテッコテに飛ぶのは後ろの2曲だけど、ここにくるともうリミッター解除の全開だって感じで終わるとまぁ息が切れる。もっと鍛えていこう。
MASSIVE WONDERS』の「今ここにいることそれが僕の真実」って歌詞にハッとさせられた。昨年あたりからこういうことよく思っているからね、刺さるよね。
遠征前の朝に東京ディズニーランドに行って、スペース・マウンテンに乗りながら『Astrogation』を高らかに歌い、そしてライブで『Astrogation』を楽しむコンボはめっちゃ楽しいからオススメ!年パス持ちならではの技w

本編ラストは『サーチライト』。これはシングルで聴いた時から好印象で、ナナラボのライブビューイングでケータイのライトをかざして~やったのも楽しくて、あぁ早くライブでこれやりたいなって楽しみにしていた。
ライブの締めくくりにとても良い温度感だし、この曲もやっぱり5月末に向けたプレイリスト入りしてたし、いろんな気持ちになった。
これからもいろいろ楽しいことワクワクすること見つけながら、その先にある何かを見つけていけたらいいねぇ。

アンコールは、フォークリフト型トロッコで『No Limit』、降りてから『時空サファイア』or『十字架のスプレッド』、『Born Free』、『POWER GATE』の4曲。
『No Limit』はセンターステージ前の席だった神戸2日目に、間近でイタルビッチさんとダンサーさん(誰かは忘れた)との濃厚な絡みを見てイヤァオ!
『時空サファイア』と『十字架のスプレッド』のアンコール2曲目に来て異様に安心する感じね。このポジショニングで聴きたい曲ってある。

奈々ちゃんも言ってたけど、俺にとっても『Born Free』はツアーを通じて大きな存在に育っていった。
真っ直ぐに前を向こうってシンプルなメッセージが多い奈々ちゃん曲の中で、悩み苦しむ中でも生きていこうってのが「喜びも悲しみも総て奏でよう」ってところに表れていて。
「よし、俺もやるぞ」って拳をギュッと握れるような一曲。強くなりたい。

最後に『POWER GATE』、セットリストのどこにいても沸けるし、大ラスだとしっかりまとめ上げてくれるよね。
ここで最後の力を絞り出して飛ぶのが気持ちいいんだ。何度やっても。



古い曲も新しい曲も、よく聴く曲も久しぶりな曲も初めましてな曲も、それぞれを楽しみ、そしてそれぞれとしっかり向き合えたなと思えたツアーだった。
今この瞬間にぶつけたい気持ち、どこか(まぁある一人へなんだけど)へ飛ばしたい想い、自分の全てを持って水樹奈々さんと”1対1”できた。
みんなで楽しもう!ってのを拒むことなく、その中にあって奈々ちゃんからしっかり受け取り、そして俺はこうだと自分の中に落とし込んでいく。動きでも考えでも気持ちでも。
何度も参加した奈々ちゃんのライブで、何度も聴いた奈々ちゃんの曲たちで、改めて”1対1”することで掴めた感覚もあったし、「この曲でこんな泣きそうなほど熱くなるなんて」ってこともあった。『MASSIVE WONDERS』とかね。
ステージ上のクオリティが良いっていうのはもちろん前提なんだけど、インプットする自分次第でいくらでも楽しくなるし”新しく”なるんだなって思うことが本当に多かった。
ここまで充実した気持ちで奈々ちゃんのライブに参加できた、それが今の自分なんだなと思う。いやぁ楽しかった。

来年のツアーがもう日程まで発表されて、それがアルバムツアーと。いつからかニューアルバムが出るのを待ち焦がれてる自分がいたんだよね。嬉しい。
とりあえず行きたい場所の宿は確保して、なんか全部回る前提で動きたいなとすら思ってて、でも小さいキャパのホールが多いから狙い撃ちするのもいいいなとか、いろいろ検討してる。
今からそうやってワクワクしていることが、今回のLIVE EXPRESSへの俺の評価ってことになるかな。同じように、そしてもっともっと、楽しめる2020年だといいな。

5月末で空いた穴そのものが埋まったわけじゃない。
その代わり、空いた”容量”を奈々ちゃんに対して向けていって、そしてこの充実・満足となったんだと感じている。
そうやって前に進んで行くんだな、俺は。
(と、これで広夢さんへのコメント返しが一部分だけでもできた形になるだろうか、読んでるかなw)