2020年2月のリスアニ!ライブ以来、ワンマンライブだと2019年9月の紅蓮華ツアー青森以来のLiSAである。
世界は変わった。
LiSAも変わった。
自分はどうだ?
僕らのあり方は変わるのか?
そんなことを考えたり、「それはともかくライブだ!」と久々の感覚に胸を踊らせたり。チケット確保から一週間も経たずに当日を迎えるというのも、過去とはまったく違う流れだ。
会場はZepp Haneda。新しい商業施設内の新しいライブハウスで全席指定。
席は中央ブロックで前後もちょうど真ん中。一席ずつ空けて、客入りは600くらいか。今や飛ぶ鳥を全て落としきっても足りないくらいの認知度になったLiSAにあって、入れることがどれほど貴重なのか。
「それでも“呼ばれる”あたり、自分は持ってるオタクだな!」と浮かれつつ、開演を迎える。
今日はアコースティックライブだ。通常のようにはできないことと、いつもじゃできないことが混在する。
音に対して強く反応するより、いかに聴いて見て感じることができるか。
ここで起こったこと全てを記憶に残すぞという意気込みを抱き、「さすがに肩に力が入りすぎてるな」と思い返して、ここ数年でインプットを大事にしようとしていた自分ならなんとかなるだろといつものように楽しむこととした。
と、席で書きながらなんかめちゃくちゃ緊張してきた。今日だけのライブ、今日だけのセットリスト、さぁどうなるか。
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ということでライブが終わっていま。
一曲ごとに聴いて見て感じて想いを馳せて、とんでもなく濃密な時間を過ごせたと思う。
そして一曲目の歌い出しどころか、歌に入る時のLiSAのブレスでもう“生の響き”みたいなのを感じ取って震えて、ライブって最高だな!って強く強く強く思った。
立てないとか声を出せないとか暴れ回れないなんてのは些細なことでしかないなと。
歌うLiSAがいて、それを受け取る自分がいる。これだけで十分というか、これこそがもっとも大事なことなんだと確信した。
曲ごとの感想は3月14日(日)の配信に合わせてアップするのもいいかもしれない。新鮮な今のうちに手元に書いておこう。
歌を聴いて、歌詞を自分に入れ込んだ時に感じる気持ちとか、思い出すこと・もの・人。これらが前と同じだったり、変わっていたり、自分の今が見えてくる。
これまで自分が大切にしてきたもの、いま大事なもの、これから寄り添っていたいもの。そういったものたちへの自分の気持ちを、LiSAに託したい。
LiSAやLiSAの歌とともにこれからもあり続けたい。
ステージにいるLiSA、フロアにいる自分、それぞれの状況や世界がどれだけ変わっていくのだとしても、これからもずっと俺にとっての“エース”でいてほしい。
そんなことを思う。ものすごく楽しかったし、とても大切な時間となった。