そしてオタクは続く

一歩踏み出す勇気

LiSA LiVE is Smile Always ~LADYBUG~ まとめ。

傷つかないように強くなりたかったな 優しさには助けられてきたな
欲張りな私連れてどこまでも行こう
歪な心を許せたのは 飾らない居場所を見つけたから
焦らなくていいの 春風に吹かれていよう
(LiSA『Letters to ME』作詞:LiSA)


LiSA 『Letters to ME』 -MUSiC CLiP- - YouTube

 

LiSAのLADYBUGツアー12公演が終わった。

良いライブ、良いツアーだった。
少しずつ曲目が変わり、バンドメンバー、ダンサーとの連携や“遊び”も深まり、ツアーを通じた進化の最終形態を見られた日本武道館ツーデイズとなった。

ツアー中に発売されたシングルを組み込んでいく過程で、「久々のライブをしっかりモノにするための重厚なセット」が「2021年のLiSAが存分に体現されたセット」に変貌したのはお見事だった。
曲に自分が込めてきた想いは前半戦の方が多いけど、セットの満足度は武道館も比肩するというか特長が表れてる分だけより高い気もする。
そんな進化の道のりをそれなりに現地で体験できたのも楽しかった。
12公演中8公演に行けたのは、なかなかの充実度。福岡はまたいつか必ず。

 

今の自分がライブに何を求めているのか。
「自分のために歌ってくれている」感覚を得にいくとも言うべきか、「歌詞を追いながら自分の気持ちや人生を照らし合わせる」作業というか、自分の内面に入っていくことにあると感じている。
『ADAMAS』『Rock-mode』なんかでは相も変わらず楽しくハシャいで心を乱れ撃ちしてるんだけどね。

そんな今の自分としては、
最初の『dawn』、
最終日でアコースティックに入った『シルシ』、
福井から入った『往け』(まだライブでしか聴いてない謎のこだわりも今日まで)、
終盤の『ハウル』『Letters to ME』
あたりを一緒に歌う(声は出さない)のが主な楽しみだった。

これまでの自分を省みて、いろいろあったなと思ったり。
これからの自分を展望して、頑張っていきたいなと思ったり。

割と今の自分を肯定してあげられる自分がいて、そこに喜びや満足も感じて。
ここに至るまでに関わってくれた人たちや、そんな気持ちを促すように歌ってくれるLiSAにじんわり感謝しながら過ごす、とても心地いいライブだった。

来年4月に武道館。仙台と福岡は難しいからこの一本を存分に楽しめるように、日々全力で生きていこうと思う。

 

 

2021年のハイライトは『ハウル』になりそう。  

各ダンサーの感情の入り方が素晴らしくて、毎度胸を揺さぶられた。
NOSUKEくんのフラッグ掴む瞬間が至高のかっこよさの一方で、Pecoさんのソロは激情が伝わって泣いた。

 

いつか終わりがくるまで 悩んで迷って
最後の最後に答え合わせをしよう
さぁ、行け 誰も待たずに行け

全力で生きた先に キミが待っていたんだ
(LiSA『ハウル』作詞:LiSA)