そしてオタクは続く

一歩踏み出す勇気

2024

・BEST MOMENT
10月12日(土) ANDROGYNOUS
PIERROTのライブに行くのは再結成の2014年からだったので、常に「次」はないものとして迎えて、終わっていった。
それがこの日、2025年2月のワンマンライブを発表してくれた。大きな驚きと、とてつもない喜びの瞬間だった。
発表に続いて歌われた『CHILD』の間、ずっと熱く泣いてた。

小学生の時に姉の影響で知り、中高生で聴き込んで、なのにライブに行くチャンスを得る前に解散したPIERROT。
年を重ねて、自分の人生も大きく変わっていくなかで、PIERROTの歌に対して自分の解釈が深まり、感じる世界が広がる手応えを感じた。
この中で見た今年のANDROGYNOUSは、前とはまた違った味わいで新しい楽しみが見つかった。

来年のワンマンに向けて、また仕上げていこう。



・BEST LIVE
12月20,21日(金)(土) ゴスペラーズ30周年祭@日本武道館
2001年ごろに母がゴスペラーズにハマってから、ライブに連れてってもらい、苗場プリンスホテルの公演では家族旅行としても楽しんで思い出がたくさんある。
大人になってから自分はライブな行くことこそあまりなかったけど、ゴスペラーズの曲はずっと聴いていた。

母が誘ってくれて30周年祭で久々にライブへ行った。
数年ぶりのゴスペラーズに向けてしっかり仕上げていって、2日間とてもとても楽しかった。
ここ数年で確立した自分のライブや音楽の楽しみ方で、今の自分の感情をゴスペラーズの歌に載せられて、素晴らしい時間を過ごせた。
1月の大阪公演までネタバレ厳禁とのことなので、来月改めて書こうと思う。

LiSA ユニ春!ライブ2024 @USJ

LiSAの"外仕事"に行くのは久々である。
フェスや対バンは出演時間の短さと馴染みの薄い人の歌を楽しむ自信のなさから避けがちなんだけど、ソロでの外仕事は非日常感があるからワクワクする。

ましてや、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンだ。
日本のテーマパーク西の雄であるのはもちろん、個人的には「なぜか年間パスを持ってる期間」であるから特別な感情になる。みことちゃんセレッソガールの余韻。

とはいえ外仕事である。
ツアーと武道館の合間ってタイミングもあり、凝ったセトリよりも定番な曲たちでうまいことやるくらいのイメージを持って臨むことにした。
気軽に行っても楽しい環境で、気軽に行っても楽しいLiSAと遊ぶ。



週間予報ではどうなることやら…だった天気も、当日は寒いながらと見事に晴れ渡った。
レインコートが不要なだけで十分に嬉しい。翌日は雨に打たれたんで、2日連続にならなくて良かった。

観覧エリアはFブロック。後方ながらも中央で、見るには快適な場所だった。ブロック前方中央、Eブロックとの境界になる柵を確保した。


開演。野外だと暗転しないから、バンドメンバーが入ってくるのが合図だ。
overtureで「play the world!」を使ってくるのはなかなかに粋だなってところで、LiSA登場。
LiSAを見て思わず出た自分の第一声が「かわいい…」だったのが後から面白い。俺はビジュアルでLiSAを好きになったクチだなと改めて思う。

そんなこと思って気軽に見てたらセトリがとんでもなかった。
一曲目のイントロから「そういうのやってくれる感じ!?」とドキドキワクワクさせてくれまくった。

予想外な曲ばかりだったんで珍しくセットリストを書く。一度きりのものだしね。


LiTTLE DEViL PARADE
だってアタシのヒーロー。
エレクトリリカル
Sailor Spark Operation!

REALiZE
妄想コントローラー
Rally Go Round
BRiGHT FLiGHT
そしてパレードは続く
紅蓮華

『炎』『紅蓮華』は外仕事だし鬼滅のアトラクションがUSJであるしまぁやるとして、
『REALiZE』も新しめだしスパイダーマンが合ったテーマパークだし縁があるとして。
他ホントすごいな。めちゃくちゃ楽しかった。

お久しぶりな『Sailor Spark Operation!』のイントロで沸騰して腹から声出してコールしたし、
雨予報をぶっ飛ばして快晴になった空の下で『BRiGHT FLiGHT』はまさしく"最高の景色"だった。

『そしてパレードは続く』で喉の調子に異変が見えて、どうにか『紅蓮華』を乗りきって、身振りで「セーフ」のポーズを取るLiSA。
見ていたときは心配だったけど、終盤だったのもあってうまくまとめてくれて安心した。

そもそも深く考察して予想してなんかなかったけど。
自分が大好きな"予想を裏切り、期待に応える"を見事なまでに体現してくれたなと思う。
楽しくて、そして嬉しい。やはり自分にとっての"エース"はLiSAだなと頼もしく思えるライブだった。

AKB48 浅井七海卒業公演

2023年5月14日に劇場公演で浅井七海さんを初めて見てから、たった8ヶ月である。
あまりにも短い期間で、推しなんて言えたものではない。
それでも、彼女を通して見た景色、感じたものは素晴らしかった。


自分にとってなーみんの一番の魅力は歌声。
アイドルの夜明け』公演ではユニット曲の『片思いの対角線』でのソロパートで、伸びやかな声が心地よかった。
興味を持ち出してから程なくあった「AKBグループ歌唱力No.1決定戦」のファイナリストLIVEで、優しさと包容力に満ちた歌に心を掴まれた。
自分の人生における"ツートップ"が力強さと切れ味を売りにしているので、そこを補完するかのような立ち位置にスッと入り込んできたようだった。

スクールアイドルミュージカルでは、主人公ルリカの親友ユズハとして、揺れ動く切ない心情を『親友』で表現していた。
ハーバーランドでのシーン、ルリカを支えるべく現れて歌う『君と見る夢』の「いつでも全力の君を助けるから」は慈愛に満ち溢れていた。

卒業発表後に自分の気持ちがざわついて(早すぎて困るみたいな感覚だった)、その後の武道館コンサートでの『君は僕を覚えてるかな?』『青春ダ・カーポ』で、この歌声はやはりまだまだ聞きたいと思わせてくれた。


11月に初出演した『僕の太陽』公演。
ユニット『ヒグラシノコイ』を最前列センターで聞き惚れた。
自分のイメージというか期待していたユニット曲嬉しかったし、その歌声もまた期待にしっかり応えてくれていた。
この日が最後の『僕の太陽』公演になる覚悟もしていたけど、卒業公演にも入れてよかった。

すっかり好きになった歌声も、長身と長い手足を活かしたダンスも、ゆるっとしたトークも、真摯なスピーチも、全て受け止めてきったと自分では思っている。

そして受け止めるだけでなく、こちらからも精一杯の気持ちを届けようと、なーみんの名を呼ぶ自分がいた。
これは抽選入場前に企画の実行委員の方がしっかり火をつけてくれたおかげだと思う。アンコール口上も素晴らしかった。ありがとう。



抽選にも恵まれ、上手の最前列に座れた。
座ってから気づいたのは、2019年5月の記憶。
内山命ちゃんの卒業公演もまた、上手の最前列だった。
「いつか見た景色だな」と、不思議な縁を感じた。そして、公演中に『デジャビュ』を聞きながら歌詞に自分を照らし合わせて物思いにふけった。
またどこかで同じ景色を見るのだろうか。見るのかもしれない。


しかしまぁ、叫び続けた。
コールが全てではないと普段は主張しがちなくせに、なーみんが最後のSHOWROOMで望んでいたこともあって今日はとにかく叫んだ。
めちゃくちゃやるじゃん、気持ちしっかりあるじゃん自分。なーみん推し名乗ればいいじゃん自分。
活動最終日にしてようやく自認する。


なーみんは今後も芸能活動を続けるようで。
自分が好きな歌声を聞ける機会が増えるような道だと嬉しいし、もしそれが叶うならアイドルでい続けるよりもむしろ楽しめるかもしれない。
そんな期待感も、自分の中でうっすらと芽生えている。
「もっと早く見つけていれば」の悔しさも、今後に繋げるエネルギーにしていければと思う。

公演中、『向日葵』『夕陽を見ているか?』『僕の太陽』で涙が溢れた。
なぜ泣く?と自分で不思議にも感じたけど、「未来志向で行くぞ」ってマグマが噴き出したのだろうと今は考えてる。


『青春ダ・カーポ』を日本武道館で聞いた時は、「この曲を卒業発表したこの状況で…」としんどい気持ちが強かった。
今は"次"へ淡い希望を感じているから前向きに受け取ろうとできつつある。まだ完全ではないけど。

「もう一度やろう さあ初めから」
「頬の涙 拭ったら微笑んでみようよ」


というわけで。
浅井七海さん、またいつかどこかで。楽しい未来を待ってるよ。