サイドの活動記録

だって行きたいし見たいし。

JAM Projectシンフォニックライブのスピリット

JAM Projectのサウンドには様々なものがありますが、今回コンサートで行う曲はプログレッシブロックと言われるものに近いと思います。プログレッシブロックは決まった形式だけではなく、途中に変拍子が入ったり曲の構成がめくるめく感じでどんどん変わっていき、中にいろんなエッセンスやアイディアが入っています。クラシックも決まった形式がしっかりありますが、中にいろんなアイディアを盛りこんで一つの大きな楽曲を創っていきます。JAMのサウンドは、オーケストラがいつもやっているクラシックの曲と同じ共通項があり、そこに魅力を感じ、今回引き受けさせていただきました。


ロックやポップスをオーケストラにしていくと大体はつまらなくなってしまうのです。ドラムやベース、ピアノとリズムに決められた譜面はありますが、ロックやポップスは本人の才覚がメインであり、インプロビゼーションの積み重ねなのです。オーケストラに直していくと曲を譜面で縛ってしまうので、死んでしまう事があります。しかし、JAMのサウンドは形式や構築の雰囲気が飽きない形になっているので、オーケストラに置き換えてもよくなると思いましたし、実際になったと思います。


やはりオーケストラとやるのですからオーケストラをフルに使いたいと思い、ピアノ、ギター、パーカッションの3つのベーシックの上にオケがのるといった形はとりたくありませんでした。だからギターが「ジャンジャンジャン」と奏でるのと同じく12-18-8-6といった多数の弦がギターのように刻むわけです。がっちりオーケストラとJAMがかみ合っていくためにはオーケストラがロックバンドと同じ機能をしなくてはなりません。その分普段よりたくさん譜面を書かなくてはいけず手間がかかったのが一番大変だったところです。


主役であるJAM Projectはパワフルな卓越したボーカルが前にでてくるので、オケの方も触発されて演奏も変わってきます。JAMの力郎に合うようにオケも全力で演奏していくので、すばらしい融合になります。クラシックが初めての方も違和感がないかと思います。劇場で行うフルサイズのオーケストラスタイルの場合、普通でしたら背筋を延ばしてきちっと静かに聴きます。どんなに壮大なクラシックの曲の時も声を出したり身体が反応したからといって思わず手を叩く事は、世界中どこにもないのですが、この「JAMシンフォニー」ではそれをやってもよいと思います。クラシックを聴くということと、普段のJAMのライブを聴くということ、2つ聞き方をお客さんの中でも融合してもらいたいと願っています。思わず全員のクラップが入ったり「Motto! Motto!」というのは大歓迎です。初めての「JAMシンフォニー」、楽しみ方を皆さんで創ってください。ぼくらも皆さんの楽しみ方に期待しています。


今回はこのJAMシンフォニックでコラボレーションできましたが、JAMの歌唱力にはいろんな可能性があるかと思います。シンフォニックは一つの形ですがこれ以外でもっともっとJAMを楽しむということに期待しています。彼らは何でもやってくれると思います。


2011年2月
音楽監督・指揮 服部隆之


これだけのコンセプトをもって、楽曲をアレンジしてくれ、オーケストラを率いて、JAM Projectを導いてくれてありがとうございました。
我々も、1日目で思うままにリアクションし、それを反省して考えて探って2日目を迎えました。JAMのメンバーの導きもあり、違った鑑賞スタイルを出すことができました。
Twitter上で議論して、「理想型ってなんだ?」と模索していくのが楽しかったというか嬉しかったというか。みんなで不安を共有して、より良いスタイルを目指そうと進んでいった感がありました。
『Always Be with you』の大ラスサビ前でクラップが止んでいったとき、僕らJAM Projectファンは一つ「成長」できたかなと思いました。1日目にはできなかったことでした。とても嬉しくて嬉しくて、涙が溢れそうでした。
聴くところは聴き、拍手のタイミングも図り、それが映える場面を判断してコールを的確に入れていく。これが、オーケストラでもいつものJAMでもない、「JAMシンフォニックの鑑賞スタイル」っていう方向性が定まっていきましたね。少しずつ、でも確実にアジャストしていく過程が気持ちよかった。


これ、続けていきましょうよ。
普段のライブでも考えながら動いていくようにすれば、こういう変化球にももっと早く対応できて、もっと楽しくなると思う!
ライブ終わってすぐにまたTwitter反省会あったけど、こんなストイックすぎるJAM Projectファンが大好きです!!俺もそのうちの一人!!




これを、水樹奈々ファンを前面に出しているこのブログにあげた意味。