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サイドの活動記録

だって行きたいし見たいし。

水樹奈々・アニソン業界初の東京ドーム単独公演によせて。

いよいよです。
ついに、いち声優・アニソン歌手が、東京ドームという日本の最高峰でライブをやります。
紛れも無く、これで「天下取り」なわけです。5年前には妄想でしかなったような「声優が東京ドームでライブ」って現象があと18時間もすりゃ実現しちゃうわけです。


なんて、なんて感慨深い。なんて嬉しい、なんて力の漲る、なんて最高なことであろうか。


水樹奈々とそのファンだけの話じゃないんですよ。長らく日陰の存在であり、イタズラに光をあてられては「やっぱりヲタクだよね」ってされてきたアニソン業界が、他のすべての音楽ジャンルと完全に肩を並べる瞬間なわけですよ!
別に比べる為にやるわけじゃない、でもバカにしてくるヤツに対しては「でも水樹奈々は東京ドームやってるし」って言って黙らせてやればいい。なめんじゃねぇよ、俺達の水樹奈々を。


いつからか「アニソン業界のトップランナー」と言われ、その小さい体で今までの業界では実現しえなかったことを全てやってきた。
巨大なハードル、「大人の事情」という見えないモノに阻まれると思われていた紅白歌合戦だって出た。むしろあっちから歩み寄ってきて3年連続出場まで決めた。もはや水樹奈々はアニソン業界の枠すら超えつつある。
それでも水樹奈々はアニソン歌手だ、声優だ。俺達の代表だ。


水樹奈々水樹奈々たる所以、魅力はその力強さにある。
歌に込められるパワーは、女性シンガーが一人で産めるものとは思えないほど強大で、聴く者を圧倒する。それだけではなく、公演も力技で「良い公演」に持ち込むことができる。多少のセットリストの悪さ、公演の間の悪さなんてものは踏み潰すくらいの強引なラッシュができる。それができる声量であり、歌唱の正確さであり、ハートの強さである。
今回のLIVE CASTLEでも、セットリストの充実をうたって間延びしたりするだろう。それすらも跳ね返す力を見せつけること、それが水樹奈々のライブの真髄。あらゆる面でパワーを見せつけてほしい。


そして、俺は。
俺は今回のLIVE CASTLEで自身の持つ水樹奈々ファンとしての気持を全て発揮しきって燃え尽きる覚悟である。平たく言うと、「これが最後」くらいに思ってる。
決して、奈々ちゃんが嫌いになったわけではない。ただなんとなく、俺の想いが上手く「昇華」していくんじゃないかと、積年の水樹奈々に賭けていたものが結実するんじゃないかと感じていて、そのあとのことは今じゃわからない。続くかもしれないし、満足してやりきった!ってなるかもしれないし。
「次はいよいよドームか、その次か」を大きなモチベーションにしていたこの数年が、俺の夢が叶う瞬間だから、その次は見えなくてある種当然かなと。


俺が、「奈々ちゃん、東京ドームでやらないかなぁ」って期待し始めたのが2005年1月2日。初めて日本武道館でやった時。あの日の日本武道館はとても大きく見えて、その空気がでも凄くて、「もっともっと大きな水樹奈々を見たい、いっそ日本で一番大きいところで見てみたい、この何倍もの光景を見たい」って感じた。
以来、横浜アリーナさいたまスーパーアリーナ代々木第一体育館とアリーナクラスを次々とやっていき、2009年。ついに来たよ西武ドーム西武ドームの景色を見た段階で泣いたけど、そこからの2年がまたもどかしくも長い。
2010年、また西武ドームってところが苦しかった。「東京ドームは大人の事情か」なんて思った。その西武ドームで発表されたライブも、東京ドームではなく。近づいただけあって、一番「東京ドームは遠い存在」だというのを感じた。


2011年。横浜アリーナでのGRACE。JOURNEYツアーのファイナルの会場発表。大きなタメ。ここか、ここなのか・・・・・。
違った。さいたまスーパーアリーナ、スタジアムモードと収容人数は最大級だ。でも東京ドームじゃない。俺のもどかしさは最高潮だった。でも思った。
JOURNEYツアーの公演数と、その地方公演の多さだ。
このJOURNEYツアーが、水樹奈々を全国にアピールする「顔見せ行脚」だと思えた。そんな行脚をするってことは、その先に「全国の皆、ぜひ来て欲しい!」って公演が待っているんじゃないいかと。俺は1月後半、既に予感があって期待に震え始めた。最終公演は、7月のさいたまスーパーアリーナ。早く来いさいたま。でも、今回も違ったらもう心が堪えられないかもしれない。


2011年7月24日、さいたまスーパーアリーナ。俺は400レベルの遥か高い席にいた。
正直、公演の内容はあまり覚えていない。上の空で、アンコール後の「その時」を待っていたから。
アンコール。次々と「発表」がなされ、最後に「大事な発表」。
息を呑む。
そして、その時がきた。会場名「東京ドーム」が奈々ちゃんの口から叫ばれた時、俺の視界は涙でぼやけた。膝から崩れ落ちた。
最後に歌った「POP MASTER」なんて何も覚えちゃいない。泣いてるウチに曲が終わってた。それくらい、自分の感情が爆発していた。連番していた友人・親(家族ルールの都合で、俺が高校生だったATTRACTIONからついて来てくれていた母)と抱き合って喜んでいた。




スポーツ観戦で通いなれた東京ドーム、イメージは既に出来上がっている。
水道橋駅から、歩道橋を超えて、ウインズ、後楽園ホールを横目にゲートへ。チケットをもぎり、回転扉を入り、席に着く。
見渡す限り、人、人、人。このたくさんの人が、水樹奈々の名のもとに集まって、共に「てっぺん」を獲りにいくんだと。気持ちが高ぶる。
ざわざわした喧騒から、照明が暗転。全員が立ち上がり、歓声。まだ映像しか流れてないのにボルテージは上がりっぱなしだ。
爆発音とともに、水樹奈々が出てくる。もう興奮の坩堝だ。数万人が、世界で一番熱い数万人になる。
青を中心とした光の海。コレを見られるだけで感動モノだが・・・やはり最高潮はアノ曲だろう。アノ曲だ。


アノ曲で突如、東京ドームが昼間になる。完全に空から遮断されているはずの空間に、数万個の太陽が数分の間きらめく。


この空間が見たいんだ。光の海どころか、光そのものになっている東京ドームを見たいんだ。そして泣きたいんだ。
「俺が10年前にラジオで偶然聞いて、1フレーズで惚れた水樹奈々は、その時思ったとおりここまでやってくれる存在だったんだぞ!」って、過去のあらゆる自分に言い聞かせてあげたいんだ。よく頑張った、何度もドロップアウトしそうになっても、それでも信じて水樹奈々についてきた、自分を褒め称えたいんだ。


なぁ、水樹奈々さんよ。

俺はアナタに狂信的な感情を持っている。俺は水樹奈々の全てを肯定することはないが、それでも水樹奈々に全幅の信頼を置いている。この矛盾した感情、わかるかい?
細かいことにイラツキや怒りを覚えることはあるけど、それでも奈々ちゃんアナタは俺に「もの凄いもの」を見せ続けてくれた。そして明日も見せてくれるだろう。ホント、信頼してる。いつもありがとう。
明日、そして明後日は、俺の10年に渡ったアナタへの想いを全てぶつけきる。俺のすべてで、LIVE CASTLEが世界中に誇れるような公演になるような、そんな空気を創りだすお手伝いをさせてもらう。


だから、水樹奈々さん、共に行こう、頂上へ。
てっぺんを、獲ろう。


2011年12月2日。
水樹奈々さんの東京ドーム公演によせて。HNサイドアタッカー