そしてオタクは続く

一歩踏み出す勇気

UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2018 「MODE MOOD MODE」 @名古屋国際会議場センチュリーホール

4月は平日のライブにほぼ間違いなく行けないんで、名古屋を仕込んでおいた。
席は1階後方。昨年11月のSKE48の時と近い席。UNISON SQUARE GARDENにはレスくれとか思わないので問題なし!

アルバム『MODE MOOD MODE』を聴いてて、これ好きとかお気に入りとかいろいろあるけど、「ガチ恋オタク感あふれる」田淵智也らしい曲をお目当てにしていた。田淵智也にそんな意図があるかどうかは知らない。



開演中、距離もあってある程度の角度も取れてて、常に3人が視界に入り続けた。田淵智也が端に行っても斎藤さんと貴雄は見える。
過去にもそんな視界でのライブはあったけど、今日はここから俯瞰していこうとかしっかり聴いて見ていこうって志向になった。
動くのが面倒とかではなかったけど、軽く揺れるくらいで“入れる”方に注力したい気分だった。



ここで演奏の技法とか曲やセットリストが持つ意味とかについて入ってくれば、ライターに転身が出来るかもしれないのにね。
残念ながら自分にどう落とし込んでいくかってことに研ぎ澄まされていったのであった。ものすごく心地よく曲を見聞きしながら、3人の歌と演奏に身体ごと浸っていくような感覚で、歌詞のインプットを邪魔しないで思考が回っていった。
ただただ楽しい!ヤッホーイ!!って曲ももちろんあったけどね。そういう時も動くより聴いていこうってのは今日はあまりしない遊び方であった。
動いてないけど歌ってはいた。声はほぼ出さずに、自分の中でキーを取りたいな的な方向で、ここってところでは声にするみたいな。ハーモニー取れると楽しいね。

お目当て曲では、ここ最近の自分が抱いてる気持ちを乗せて聴いて考えていく。
もう自分の意向は固まっているよねってところの確認作業。そして自分を焚きつけていく。
4月のライブがUNISON SQUARE GARDENnano.RIPEというのは、まぁそういう意図が多分に含まれている。


アルバム曲ではお目当て以外にも2曲、こういう形でぶっ刺さり、この流れにいた曲で気持ち入りすぎて涙が止まらなかった。めっちゃ明るい曲なのに恥ずかしい。
そしてそんな時に、客席側に向かってライトが点いて、田淵智也が俺のいる上手側にやってくるのだった。俺を見てるわけないのだが、
「どうだい?感極まってるだろ???」
って煽られている気がしてしまった。ああ恥ずかしい。そして悔しい、その通りだ。
まずいな、ライブでよくやる曲だから今後も条件反射のように泣いてしまうかもしれないぞ。ディズニーのショーでも泣くの定着しちゃった曲あるから心配だw

あとはもういつもの彼らの通常営業ですよね。まぁとにかくかっこいい、これね。
3人をじっと見てるだけで楽しいんだから、もうほんとね、最高っすよね。最高。

次は7月の静岡、待ち遠しい!!そして2本しかチケット取ってない!!もっと行きたい!!!

nano.RIPE 20th Anniversary ONEMAN LIVE「おもいでのすず」

いやぁ久々になっちゃいましたね。

1月末のnano.RIPE、2月の伊藤かな恵ちゃんと続いて行って以来のライブ。
2月は香港に行って、そこからアメリカ旅行の計画が持ち上がってってところで、頭の中ではワクワクが貯まってきてるんだけどね。大洗にも行ったし。ってか新日本プロレスに夢中だね!
アウトプットの場がなかなかなかったけど、このnano.RIPEの20周年ツーデイズがあるから良いかなってことで、イベント参加はまぁ落ち着いていた。

ここ何年か、4月ってどうも重苦しい時期。
仕事が一年の間でいちばん忙しいのに加えて、48のオタクをかすっていたらどうしたって無視できないことが始まる。行くも地獄、退くも地獄。
そんな時期に、nano.RIPEがあるというのはとても良い。nano.RIPEの、きみコさんの歌は心に刺さるんで、なにか良い感じに”見えて”くるだろう(漠然とした期待感)。


ってことで土日ともに参加。
土曜はアルバム『涙の落ちる速度』まで、日曜は『七色眼鏡のヒミツ』からってことで時期でセットリストを分けていった。
過去にこういうコンセプトを匂わせながらも酷いことしてくれた人がいたけど、nano.RIPEはそんなことは全く心配なくコンセプト通りに披露してくれた。

いやぁ、良かったっすねぇ!


一日目はnano.RIPEならこれだよねって定着してる曲が多くて、かなり勢いよく遊べた。
一方、二日目は自分の中でnano.RIPEが確立されてからの曲たちなので、「この曲はあの時期だな」って思い出のインデックスになるものがより多かった。

どの曲もめちゃ良かったんだけど、一日目の『痕形』と『世界点』、二日目の『神様』と『空飛ぶクツ』あたりだろうかね。今この時期にnano.RIPEから貰いたかった言葉というか気持ちというかは。

曲が好き、ライブが楽しいっていうのはもちろん最初にある。
それに加えて、自分の他のことやっていく為のエンジンをかけてくれる歯車を回す力をくれるのが、俺にとってnano.RIPEがとても大事な存在なんだっていうのを改めて感じられた二日間だった。

秋にはアルバムとツアー。東京とどっか行きたいね。金沢か福岡かそのへん。


短い気もするけど久しぶりだしこんなところで。気が向いたら追記するかもしれないけど、うまくスペースを見つけ出して前進できた話とかは別にいいかな。

伊藤かな恵 LIVE TOUR 2018 "デアエタケシキ"

行くことに決めたのって3日前っすよ。名古屋に行く予算が浮いた瞬間。

伊藤かな恵ちゃんのライブは2012年の1stツアーに行って以来。当時はすっかり心奪われたけど、なんだかんだあって長く保たず。リリースイベントは2014年に行ったのが最後だった。
でもなんだかんだ新譜はチェックしたり、曲は良いんすよね~ってところの距離感だった。

予算が浮いて、iTunesでミニアルバム『デアエタケシキ』買って、一通り聴いてよし行こうってなった。
6曲どれも良いんだけど、特に『ココロモヤルリズム』がぶっ刺さった。仕事に疲れて帰ってくるけどまぁ頑張りますか~って感じ、すごく共感できるなぁと。
曲中のセリフ回しも良い感じで、これライブで聞きたいな見たいなってことで行くことにした。


新宿BLAZEのキャパ800に対して400くらいの入りだったかな、最後の方に入っても前のブロックが空いてるからすっと入り込めた。パーソナルスペースがきっちりあってまったり。
セットは割愛するとして、『デアエタケシキ』6曲を軸に満遍なくってイメージ。久々だねーって曲もあり、”家出”するきっかけになったイベント時の曲もあり、いろいろ思い出しつつ。

1stの頃と変わらないなーと思った。
ぴょこぴょこ動き回るし。
MCというか喋りだすと止まらないし。
微妙なリズムのズレから、豪快に歌詞を飛ばしたり入るタイミング間違えたりやらかすし。

でも全く同じってわけじゃなかったな、と観察を続けると感想が変わっていった。
曲に合った歌い方、雰囲気の出し方を使い分けてたし。
セットリストの流れ、意図を伝えてくれたし。
ミスはするけど、そこからのリカバリーとか切り返しとかしっかりしてたし。
伊藤かな恵ちゃん自身も言ってたけど「『ドラムとベースの音が怖い』って言ってた伊藤家の末っ子が、選曲について説明してる」ってのは感心というか感慨深いものがあった。

俺自身の受け取り方も丸くなったように思う。
序盤のミスっちゃったてへ!みたいなところで「6年やってこれなら、もはやストロングポイントだな」って笑って済ませたもんな。「自由と身勝手は違うだろ!」ってぶんむくれた頃の俺はどっか行ってた。
「自分の見たいもの」に対する執着が薄くなってるのかもな。まず受け取って、どれだけ楽しめるかやってみよう的なスタンスに寄ってる気もする。


まぁとにかく楽しかった!
サウンド的にかなりお気に入りな曲が思った以上にたくさんあるなと自分でも思いつつ体を揺らして、喋りの部分はずっと面白かったなってくらいたくさん笑った。

気づけば土曜だけじゃなく日曜も当日券で入ったし。他のイベント蹴っ飛ばしちゃったよ、良い選択だと思えたよ。

お目当ての『ココロモヤルリズム』は「頑張りますか!」はじめセリフのところが望みどおりにライブならではで大満足。
いい感じにズラしてセリフ回してドヤった結果、歌に戻りきれずにあわあわする伊藤かな恵ちゃんとか、ここまでくると文化の域だよねw あれは良いもんだ、なかなか狙って生まれるものじゃない。

日曜の『EMOTION』は入りを完全に間違えちゃったわけだけど、「止めてもう一回やろう!」ってバンマスの宇田さん(キーボード)のとこに行ってもなかなか止まらない。
「そりゃドラムに言わなきゃね」って思いながら見守ってたけど、にしても目も合わせず弾き続ける宇田さんにあわあわするかな恵ちゃんの画ねw
で、ようやく止まって、「次からはJJさん(ドラム)のところに行く!」と一つ学びを得たかな恵ちゃん、、、ってくだりがいちばん笑ったシーンだったw
きっちり2回目で入って「やるじゃん」となった俺。比較対象が2012年だからアレだけど、ミスったらもういやだー帰るー!って舞台袖にハケて行った人だからね、成長を感じたね!!

クオリティとか完成度とかをストイックに求めるんじゃなくて、ミスに目をつぶるのでもなくて、ステージ上に起きてるアクシデントも予想外の動きも受け入れていくと、だいぶ楽しいものだね。
そんな姿勢、ある程度以上に好きな人がやってないと難しいかもしれないけど。

あとはあれですよ、「ん~~~」とか「あ~~」とか言う時の伊藤かな恵ちゃんの声色、単純にめっちゃ大好きなんですよ俺。
その辺の声って、長ーいトークとかちょっとグダった後とかに頻発するじゃないっすか。このスタイルのライブって俺の希望に沿っててちょうどいいのでは?とすら思ったねw

次がいつかはわからないけど、また行きたいな。行きたいと思えるといいな!
たまに帰省するよ、伊藤家。

グッズのカエル、とんでもなく好き。
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