そしてオタクは続く

一歩踏み出す勇気

最後の推し事の記録③

2019年5月末を持ってSKE48を卒業し、芸能界を引退した内山命さん。
彼女の活動の功績をたたえ、別れを惜しみ、そしてとにかく貴方が大好きだという気持ちを伝えるために、"最後の推し事"を行った。

第3回目は、贈ったお花について。

明日汽車に乗って もう旅立つあなたのこと
次に会える日までずっと 思いながらゆくよ

ねえ、今も この丘に咲くひまわりのよう
二人帰る場所が ココにあると
私 信じているよ
水樹奈々『ひまわり』 作詞:NAOKO)

今回の諸々のコンセプトは、とにもかくにも4月のパンケーキ会に定まった。
会の前の段階で②のオルゴールを『オルゴールとピアノと』をモチーフにして贈ろうと決めていて、そこから「じゃあ花も奈々ちゃんの曲から出していきたいね」ってなった。
全体のコンセプト(①)も含めて、歌詞検索(うたまっぷ)の楽曲一覧を見ていった。もっとも、今回の趣旨に沿う可能性のある花にまつわる曲なんて、この一つしかないのだけれども。

『ひまわり』は歌詞も曲調も、「旅立つあなた」を見送る物語そのもので、別れを迎える切なさと寂しさが歌われている。
さらに、「みことちゃんが好きな花の一つがひまわり」なんてことがあるわけで、もうこれしかないでしょうと。
たぶん他のみこっ党の人たちも、ひまわりを贈る人が多いだろう。なんなら卒業企画の中でも採用されるだろうと思ってた(実際されてた)し、被りまくるだろうなと。
でもそこが問題ではなくて。むしろ「みんなの気持ちは一緒」感があるのも良いんじゃないかくらいに思って、ひまわりを軸にしていくことにした。

お花屋さんへの依頼は4月の中頃にした。
ひまわり以外のコンセプトがなかなか固まらず、「感謝を伝える」くらいしかキーワードが出てきていなかったけど、とにかく話を進めたい不安感にかられて打ち合わせを設定してもらった。
2018年の誕生日の時に素晴らしいお花をアレンジメントしてもらったので、今回もうまくやってくれると信じてまずは話しに行こうということにした。

お願いしたのは東京は飯田橋にあるFairy Flower Shopさん、個人でやられているお店です。
とても丁寧に対応してもらえましたんで、とても感謝しています。
プリザーブドフラワーなら全国配送対応できるそうなので、ぜひ!
http://fairyflower.jp/top.html
ここを紹介してくれた、みさとくんには感謝しかない。お花のことだけじゃなくていろんな話を聞いてくれたし、彼自身の経験とか考え方を聞いて刺激になったし。
何より、俺がこういうことしようって気持ちが出てきたのがそもそも彼との…って話は長くなるからこのシリーズの後の方でやろうと思う。



打ち合わせについては4月20日のブログにも書いたけど、「5月末で芸能界を完全に引退されるそうで~」って話から聞いてもらった。本当に最後の贈り物だというのがポイントだって共有できたと思う。

俺のリクエストというかイメージはこんな感じだった。
・これまでの感謝を伝えたい
・イメージカラーの黄色とオレンジの花を使ってほしい
・ひまわりは必ず使ってほしい

事前にメールで送っておいたので、さっそく花屋さんからの回答が入る。
花言葉で「感謝」を表す花を使っていきましょう。ダリアとか、ピンクのバラとか」
「額に入れるアレンジメントにすれば、プリザーブドだし長い間飾ってもらえますね」
「ひまわりは、プリザーブドのものがまだ出回っていない時期なんです。でも生花はあるので、私が加工すればできます」

なんと頼もしい。額とか俺もイメージ持ってたし、ひまわりの季節じゃないよなぁって思ってたけどそこもクリアできそうなのが分かって安心した。
「ひまわりは、みことちゃんが好きな花なのでぜひ」とお願いした。どの花も小さめのサイズで種類・数を多めにしていこうと方針も決まった。

前回の誕生日の時に、「こういうイメージで」って画像をいくつか送っていた。
その時に俺の好みというか方向性が分かったんだろう、花屋さんの方からどんどん提案してもらえた。すごいな、プロの仕事。

そして、その時に出てきたのが「小さなメッセージプレートを添えられるので、希望の言葉があればメールで送ってください」という宿題だった。
定番はThank youとか、って話だったけどここで何か良いのを決められたらと思ったので、じっくり考えますと伝えてその日の打ち合わせは終わった。

そこからは決断するまでずっと、あーでもないこーでもないと考えて悩んでいた。
元号が切り替わる時期に行ったアメリカのディズニーランドでも、使えそうな言葉を探すモードを頭の片隅に置いていた。ディズニーの世界からそういう言葉って出てきそうだなと。
”物語の終わり”みたいな言葉でいうと「Happily ever after」は常套句で、「そして、いつまでも幸せに暮らしました」とか「めでたしめでたし」なイメージ。
「やりきった」と言いきるみことちゃんのアイドルとしてのキャリアの締めくくりという意味では良いかもしれないけど、自分の気持ちを示したいなぁって気がしていた。

そんな中で、『くまのプーさん』の中のフレーズで刺さるものがあった。あったのを思い出した。



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写真の回転は気にせず、画面か顔を傾けてちょうだい。

カリフォルニア・アドベンチャーのギフトショップで。この前後にもクリストファー・ロビンの言葉はあって、最後のところを引用したいなと思った。

If ever there's a tomorrow when we're not together, there's something you must remember.
You're braver than you believe, and stronger than you seem, and
smarter than you think.
But the most important thing is even if we're apart, I'll always be with you.
("Pooh's Grand Adventure: The Search for Christopher Robin")


自分の伝えたいことが、クリストファー・ロビンがプーさんに伝えたかったこととズレていないか確認しなきゃと思ったので、ディズニーデラックスでこの映画を見た。
ディズニー作品たくさん見られて月額700円(税別)、最高だなディズニーデラックス。みんなも見ような!

そして該当シーンを見る。
学校に行くようになったクリストファー・ロビンは、これまでのようにずっとプーさんたちと一緒にいられなくなる時がくることを感じていた。
もし会えなくなる日が来ても、心の中ではずっと一緒だよと、プーさんに伝えるシーンだった。

クリストファー・ロビンが思っていたことと、自分が伝えたかったことは一緒だった。一安心したから早速使っていこう…ってなる前に映画見て泣いてた。
だってこれプーさんにしっかり伝わってて、クリストファー・ロビンを探してすごく頑張ってるんだもの。そしてクリストファー・ロビンがいなくても心ではつながってると気づいて元気になるプーさん。。。

ってところで、自分がクリストファー・ロビンの立場でみことちゃんに「離れ離れになっても、ずっと一緒だよ」って伝えたかったんじゃないことに気づいた。
まぁもちろん、"I'll always be with you."って投げかけたい気持ちはある。
でもそれ以上に、みことちゃんにそう言ってほしいとか、そう思っててもいいですかとか、俺自身がそうありたい気持ちが強いなと。
これから一般女性になろうって人に対していつまでも気持ちを向けていたいのか、あくまで"自分の中"なんでってスタンスでいられるのか。それはこれから先に分かることだろう。

そんなこんなで「この言葉にしてください!」と理由もしっかり書いた重いメールを送って、「ではそのイメージでアレンジしていきます」と心強い返信がきて、出来上がりがこちらになった。



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誕生日の時もそうだったけど、自分の思い描いたイメージ以上に「そうですこれです!!」って感激した。
発想の元になった水樹奈々さんの『ひまわり』がそのまま流れてきそうな雰囲気がすごくあって。曲の話はしていないのに。
パンケーキ会の時に隣にいたんですかねって思うほどに、俺のニーズというか気持ちを汲んでもらえていた。これがプロの仕事…!ってのもあるけど、何より嬉しかった。
「頑張ってきてください!」とエールまでもらい、もうFairyさん最高である。


今後はもう、花を贈るほどの推しに出会うことはないと思う。というか、そういうの見つけたいとは思っていない。
けれどももし、また新しい何かに出会った時は、必ずまたFairyさんにお願いしたいと思う。まぁ、「恥ずかしながらまたオタクになってしまいまして…」って話からしないといけないけれどもw

最後の推し事の記録②

2019年5月末を持ってSKE48を卒業し、芸能界を引退した内山命さん。
彼女の活動の功績をたたえ、別れを惜しみ、そしてとにかく貴方が大好きだという気持ちを伝えるために、"最後の推し事"を行った。
何回かに分けてその報告をしていこうと思う。
第2回目は、贈ったプレゼントについて。

小さなこの箱から流れてく I wish you 想い出のメロディ
水樹奈々『オルゴールとピアノと』 作詞:志倉千代丸

最後に何かを贈ろうと考えた瞬間に出てきたのが、オルゴールだった。
2018年の誕生日の時の何を贈るか候補にリストアップしていて、「でもこれ、とっておきのやつだよな。卒業の時かな」って先送りしていた。そのことを、卒業発表後すぐに思い出した。
2日後の新日本プロレスのプロレス体感教室(道場式トレーニングの体験会、小島聡選手の優しくめっちゃ追い込んでくるやつ最高だった)の道中で友人に話していたくらい、すぐ心に決めていた。


ゲーム『Memories Off 2nd』のエンディング曲が水樹奈々さんの『オルゴールとピアノと』だった。めっちゃ良い曲。さすが志倉千代丸
そして、白河ほたる(CV水樹奈々)シナリオの重要シーンの一つに、オルゴールが登場する。
主人公・伊波健(サッカー部・ミッドフィルダーコーナーキックのキッカーと共通点はあるけど性格や生き方がまるで違うんだよなぁ)がほたるに気持ちを伝えるために、オルゴールを作った。シリンダーにピンを一つ一つ立てていく、途方もない作業をしていたシーンが印象に残っている。
「ほたるのようにピアノを弾くことはできないけど、僕も音楽で気持ちを伝えたい」と考えた健の熱意が表れたシーンだった…と思う。そんなはず。18年前の作品だからちょいちょい違うかもしれない。

自分の原点とも言える作品から引っ張ってくるというのもそうだけど、「音楽にして気持ちを伝える」ということに惹かれた。
自分の中では“とっておき”の物で、ここで使わないでいつ使うんだって切り札だと思った。

4月のパンケーキ会でもオルゴール案を出し、ゆりかごくんのリアクションも悪くない感じ(基本的にサイドさんのやりたいことを応援する趣旨の会なので否定はなかなかされないw)。
そして詰めとして話し合ったのが「手作りにするかどうか」だった。
メモオフのシナリオに準じていくなら、俺が部屋に籠もってピンを立てていくことになる。が、メリットもデメリットもあるなと感じた。
◎メリット
・ネタ元に準拠している
・楽しい(かもしれない)
×デメリット
・めっちゃ時間かかりそう
・手作りのキットとかあるのかわからない(すぐ見つからなかった)
・購入品に比べてクオリティが下がるでしょこれ
・手作りであることとか伝わらなさそう
・手作りゆえに不格好なのとか伝わらなさそう

デメリットの方が多そうなだし、それを気にしないぜってなるほどのメリットにも感じなかった。
4月7日のブログで書いていた「手もかかる上に、自己満足の方向が更に強まる割には出来上がりの質が工場しないおそれ」はこれのことだった。
ってことで買うことに決めた。ネタ再現としては妥協だけど、「みことちゃんに贈る・気持ちを伝える」のが大事。

パンケーキ会の後はオルゴールの形状と、選曲を考えていくことにした。
「オルゴールといったら小樽でしょ!!」ってなったので小樽の業者を見ていくことにした。
箱根もあるなと後から気づいた(誰かに言われた)けど、なんで小樽だけが出てきたんだろうな。
あ、"白河ほたる"のダジャレ的なやつ?だとしたらダジャレマスターのほたるのキャラクターも取り入れていたんだね!書いている今になって気づいたけど!!


ということで選んだのは小樽オルゴール堂。
http://www.otaru-orgel.jp
価格帯と納期と楽曲の充実具合いを見ていったから、強烈にここが良い!って理由はなかったんだけど、ゆりかごくんがいい感じにアシストしてくれるツイートを見つけてきてくれた。
…のだけど、どっか行っちゃったから貼れないや。記録はしっかりとろう。
ちょうどこのパンケーキ会が終わり、そのままメットライフドームの握手会に行った帰りだったかな。
YURiKAさんも小樽オルゴール堂でオルゴール買ってたみたいで、そんなツイートをしていた。
若手アニソン歌手さんもお気に入り!!みたいなねw
俺はこの方をめっちゃ好きとかいうわけじゃないんだけど、"ホームグラウンド"から背中を押してくれた感じがして採用決定。

デザインは割とすぐに決断できた。
『オルゴールとピアノと』だけにピアノ形も、なんて思ったものの、みことちゃんに伝わらないよねってことで不採用。メモオフ関係、というか水樹奈々さんに贈るんならハマりそう。
ベーシックに、餞別というのがわかりやすいブラウンの宝石箱にした。ベーシックだけどさすが本格派、届いたものを見ると「おおっ」ってなった。


悩んだのは選曲。果たして何を入れ込むか、そこから自分のどんな気持ちを表せるか。
パッと思いついたのはAKBの卒業シーズンっぽい曲、 『桜の花びらたち』とか『10年桜』とか。
これで伝えるメッセージはシンプルに「卒業おめでとう!」みたいになるし。まぁわかりやすくていいよね。
でもなんか決め手に欠けるというか、「そりゃそうなるよね」って感じがしちゃって。決してだめではないんだけどなぁ、、、ってなったので他を考えてみることにした。

『羽豆岬』は良いなって思ったんだけど、小樽オルゴール堂も他のいくつかのショップでも取扱いがなかった。
オーダーできるリストにない曲も作ってもらえないことはないけど、費用がかかる上に納期が延びる。最後だから費用なんてどうとでもするんだけど、そもそも該当部分の譜面起こししないといけないというね。
メロディだけならともかくコードも書かないとキレイな音色にならないし、苦労の割に「やっぱり『羽豆岬』最高だねぇ」くらいのメッセージにしかならないし、この線は薄いかなってことで諦め。

改めて対応可能な楽曲リストに目を移すと、『会いたかった』にピンときた。
2期生の10周年記念公演でもやってたけど、2期生ってか初代チームK2がやる『会いたかった』ってめっちゃ楽しかったなってのを思い出した。
イントロの最後にみんなでやる「けぇぇぇぇぇぇ、つー!!」から曲になだれ込んでいくのが気分を一気にブチ上げてくれていた。10周年の時も最高だった。
俺は『手をつなぎながら』公演のK2から見始めたんで、劇場での経験はない。けど、DVDで見たり、ライブでやったり(K2だけじゃないのに強引に叫んだりw)、俺にとっての”SKE初期”を代表する曲の一つだった。
ってことで、実現可能な中ではいちばん思い出深いのが『会いたかった』だなって思えたので決定。
この辺の話をメッセージに書き添えておいた。
冒頭の『オルゴールとピアノと』の歌詞の「思い出のメロディ」にもかかっているし、良い感じにまとめることができたと思う。


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内山命さんへの最後の推し事の記録―①

2019年5月末を持ってSKE48を卒業し、芸能界を引退した内山命さん。
彼女の活動の功績をたたえ、別れを惜しみ、そしてとにかく貴方が大好きだという気持ちを伝えるために、"最後の推し事"を行った。
何回かに分けてその報告をしていこうと思う。本シリーズをもって、内山命さんについて書くのは最後となることだろう。
第1回目は、コンセプトや全体の計画に関わるキーワードについて。


4月1日、卒業発表から3日後。友人へLINEメッセージを送った。
「パンケーキ食べながら考え事したいんで付き合ってほしいです!」
昨年の8月から始まった「パンケーキ会」は、その初回からほとんど「内山命ちゃんに関する何か」を俺が話し、聞いてもらう構図になっていた。
4月最初の週末、そして夜にみことちゃんの握手会へ行く6日(土)の昼、さっそく会を開けることとなった。
場所は中目黒のMOKE'S。バナナマンが「バナナTV」で行った、ハワイのカイルアビーチにあるお店。パッションフルーツを使った「リリコイパンケーキ」が美味しかった。

Moke's Hawaii 中目黒

食べログ Moke's Hawaii 中目黒



彼、と言い続けるのもアレだな。名前を出させてもらおう。
ゆりかごくんと会うまでに既に、贈るプレゼントと花のイメージはでき始めていた。そしてそのどちらも、一つのキーワードから導き出されていた。


水樹奈々さん。


この人の名前がこのタイミングで、自然とそして必然性を伴って浮かんできた。これが持つ意味が、もう自分にとってはとてつもなく大きかった。
花にしたってプレゼントにしたって、そもそも俺は0から構想を作り上げるのが苦手なので、何か着想するヒントが必要だ。
2018年の誕生日の時も、いろんなところからヒントを得たり、直接的にそのものを贈ったりした。
俺のオタクとしてのキャリアの集大成ともなるこの状況を"任せられる"のは、やっぱりこの人しかいないわけで。俺が託した"夢"をたくさん叶え続けてくれた水樹奈々ちゃんしか。
1月のLIVE GRACEで奈々ちゃんへの信頼を心の底から取り戻せていたのも、3月のナナラボをライブビューイングだけどしっかり見て自分に『少年』を再回収させていたのも、全てこの2ヶ月に繋げる為なんだと、胸が高鳴った。

情熱を燃やした あの頃のように
未来だけ 目をそらさないでね
逆算したなら 今やるべき事
簡単に 見つけられるはず
水樹奈々 『少年』 作詞:矢吹俊郎

何かやるぞと決意して、さぁ何をやるどうやって進めるって考える時間は『少年』のこのフレーズが強く背中を押してくれていた。
アルバム『ULTIMATE DIAMOND』の音源を聴きつつ、ナナラボのビューイングで見た矢吹俊郎さんのギタープレイを思い出し、気持ちを高めていった。


ゆりかごくんも奈々ちゃんを通ってきたオタクなので、俺の着想の仕方も理解してくれるだろうし、そこから展開してくれる期待もあった。
その点も含めて、最初に"会議"をするのにうってつけの人だった。

「花はこの曲で、プレゼントはこの曲から引っ張ってこようと思ってて」って話を切り出して、リズムよく話が進められた。奈々ちゃんを、そして俺をよく理解してくれているゆりかごくんならでは。
花とプレゼントが終わったら後は手紙を書くくらいなので、もう具体的にモチーフにする曲を探すことはないんだけど、「全体のコンセプトになるような曲を探しておけば、うまくまとまりそう」なんてことになって、引き続き奈々ちゃんの曲の歌詞を見ていった。

『大好きな君へ』は、タイトルこそ合ってそうだけど中身は「その後」のことなので、「6月1日以降に聞くのがいいかな」と先送り。実際今めっちゃ聞いてますねぇ!

たとえば君に すごく似ている人とか 好きになったりして
水樹奈々『大好きな君へ』 作詞:矢吹俊郎

爆発しそうなほどに溢れる気持ちを表していくんだったら、『Astrogation』かな!
ここで全て出しきるんだって感じも出るしね。

僕のすべてになってほしい 君だけに
世界を全部あげよう
水樹奈々『Astrogation』 作詞:Hibiki)


深愛』ってどうかな、ストレートに。

「行かないで、もう少しだけ」何度も言いかけては
「また会えるよね?きっと」何度も自分に問いかける

あなたの傍にいるだけで ただそれだけで良かった
今度めぐり会えたら もっともっと笑い合えるかな…

あなたへのこの想いはすべて
終わりなどないと信じている
あなただけずっと見つめているの
(以上、水樹奈々深愛』 作詞:水樹奈々

会は既に2件目、広尾の喫茶店『HATONOMORI GARDEN』に移っていた頃に挙がった『深愛』。
さすがに重すぎるか?と話している時は思ったけど、よく考えるとかなりハマりそうだった。
そういえば俺、けっこう重いしちょうどいいかもなとw

そして全てが終わった今、振り返ってみると収まりが良いなと思う。
最後の手紙の枚数で自己最高になったり、劇場で愛を叫んだり(棚橋弘至ありがとう)、そういうのもそうだし。
「こっちもやりきるつもりで」とポジティブに送り出そうと想いつつも、「何かの間違いで表舞台に残ってくれないか」なんて未練たらたらな気持ちは最後まで消えなかったし。
「一生好きでいさせてください」と最後の握手会では言っているし。

自分の気持ちと同調した曲だったから、この2ヶ月の間に『深愛』は何度も聴いたし、聴けばすごく響くし、自分の気持ちが洗練されていったように思う。

活動の方向性は4月2日の記事内「オタクの戦術的ピリオダイゼーション」で決めたけど、気持ちの面ではこんな感じで水樹奈々ちゃんの曲を中心に、方向が定まっていった。
他のミュージシャンのも含めて、時期によって聴いて刺さった曲の変遷があるのでそれは別記事にまとめる。
途中からこれ書くのが自分の中でマストに感じられたくらい、いろんな段階があった。

ってことでコンセプトというか、4月のパンケーキ会の具体的な振り返りというか、そんなところでした。
次は、早々に決まったプレゼントの話でも。