そしてオタクは続く

一歩踏み出す勇気

新谷良子 LIVE TOUR 「はっぴぃ・はっぴぃ・すまいる'13 chu→lip☆Voyage」

新谷良子さんのライブは初。
曲はちょいちょい聴いてたけど、どうにもタイミングなど合わず、今回のツアー発表されてから「絶対行こう」と万全の調整をして臨んだ。場所は品川ステラボール。横に長いからスペースが生まれやすい。そこんところうまいことやってそこそこ良い位置。


「良い曲いっぱいあるし、りょーこさんは喋りも立つから楽しく過ごせるだろう」ということで行ったわけ。実際、良い曲・良いセット・良いMCと、屈指のライブだった。
アルバム「Blooming Line」の中では「Hello!! Hello!!」がめっちゃ楽しかった。サビで自分でもよくわかんないはしゃぎかたしてた(『誰かがみて〜いてくれるからー』のところ)
あとはねー、「ray of sunshine」とねー、「ロストシンフォニー」とねー、「Wonderful World」とねー、「ハリケーンミキサー」とねー、「CANDY☆POP☆SWEET☆HEART」とねー、「MARCHING MONSTER」とねー、楽しい曲多すぎっすわ。首も振ったし跳びもしたし、そうそうこれこれこういう激しいの良いねと。セットの組み方も実に良いなと、リズムの切り替えとか、流れとか、めっちゃ綺麗。インストの使い方も素晴らしく。
おもむろにウェーブなんか始めて、「これ私が走らないといけないやつじゃん!!」とかすっとぼけて、あぁラジオで昔から知ってる「良子ちゃん」のボケボケさんだーとか思ったりw
ステージ上に置かれていた照明などの小物、開演前や転換の時にかかる音響、そこかしこから「ディズニー感」が漂っていたね。ディズニー好きとしてはいちいち高まるポイントだった。




けど、何よりも俺の心を鷲掴みにしたことがあって。おかげで物凄い満足感と、いろんなことを考えちゃって、もう胸がいっぱい。たまんねぇよ、もう。
さて、こっからは何から書いていけば整理されてるんだろう。考えてるうちに寝ちゃいそうだから、思ったままに書こう。俺の日記だ、俺がわかればいい。


歌に、ライブに、新谷良子が強く重く感情を込めていたんですよ。
それに対する共感・賛同の念が、いま感じてる満足のいちばん大きな部分なのかと思う。


新谷さんは悩む自分自身を歌に込め、アルバム『Blooming Line』を制作し、このツアーで答えを探して自問していたと。少しずつ答えやそのヒントが見えてきたと。そんな想いが「Blooming Line」とか「Over」とか「空にとける虹と君の声」とかで強烈なまでに差し出された。
感情が揺さぶられるとはこのことだなと。新谷さんから発せられた感情で、自分の気持ちも動くんだなと。俺はどうだ?いまの自分に満足してるか?いまの自分が見ている様々なものに思うところはないか?問われていた。


「どういう気持ちで歌っているか、歌ったか」ということをMCで話していた新谷さん。人によっては蛇足に思えるかもしれないけど、俺はこれが実に効果的というか。歌ってる新谷さんの心境を考えながら聴くとまた格別だった。
歌の何が大事かって、気持ちなんだよなと。
難しい譜面を歌いこなすようなのは「上手いなぁ」とは思うけどそれ以上はなにもないいよね。そんなもんじゃないでしょう、音楽は求愛であり感情をぶつけるもんでしょうと。そこんところ、新谷良子さんはもう強すぎるほどに重すぎるほどに。
んだろうなぁ、書いても書いてもスッとしないなぁ。一言で表すと「エモい」んだよね。溢れる気持ちを歌に込めてくれるの、最近の俺がとても求めてた要素で、このタイミングでこのライブが開催されてホント良かったなと。救われた気さえするよ。



終演後に連番した某氏とはもっと拗らせたような話をしてた。これはもう↑の比じゃないくらいに俺たちの勝手な基準・憶測・その他あったので2人の秘密だわw


このまとまらないのも、自分に投げかけられたものへの答えも、いつか出せたらいいね。
楽しくて、胸にこみ上げてくるものがあって、素晴らしい時間だった。「次」があってほしいし、次があったら絶対にまた行くし、東名阪くらいなら余裕で全部いきたいと思う。屈指の満足度だった。

君はそのままで生きてくの?
ほんとの思いから逃げることは全てを捨てたってことにならないかな
失って 解き放って 最後に残るのは
明日へ 踏み出す君
新谷良子「Blooming Line」より抜粋)