そしてオタクは続く

一歩踏み出す勇気

2020年

年始の展望と年末の振り返りが大きく違う、なんてことはよくあるけれども、これほどまでにズレているのはさすがに想定していなかった。

年初の計画では、年越しをアメリカのウォルト・ディズニー・ワールドで迎えるつもりだった。何かしら別の予定を優先して行かないことは考えにあったとしても、そもそも海外旅行の選択肢が存在しない世の中になるとは思ってもいなかった。

2020年の中心に据えていた水樹奈々さんのツアーもLiSAのツアーもなくなった。確保できていた日程もかなり絶妙で、これが実現できなかったのは大変に残念だ。
1月の雨宮天ワンマンと12月のUNISON SQUARE GARDENワンマンとで、ライブそのものの位置づけや自分の心境があまりにも違いすぎる。どちらが良いかなんて考えようもない。
そんなわけで、2020年は例年考えているベストライブだとかMVPだとかは、選びようがないので書かない。



では、何もかもままならないだけの一年だったか?

そんなことはなかった。
春から夏の減量と、秋からの変化で、総じて満足の行く一年となった。
世の中の雰囲気はこんなことを声高に言えるものではないけど、「めっちゃ良い年だった!」とさえ思えている。



◆成果1: 5月から8月にかけてしっかり減量できた
ステイホームとなったゴールデンウイークから、8月4日の健康診断までで12kg近くの体重減と5%超の体脂肪率低下を実現できた。
情報源はほぼ全てYou Tubeで、食事管理の徹底、ダンベルを中心とした筋力トレーニング、楽しく追い込める有酸素運動を軸に実行した。
どれが決定打になったかは分からないけど、全部やって痩せたのが結果となっている。

ここで、お世話になったチャンネルをいくつか紹介しておきたい。
1. なかやまきんに君「ザ・きんにくTV 【The Muscle TV】」

「痩せたい」と思ったときに最初に思い浮かんだのがこの人。まずは減量に役立つ食事をやってみようということで、オートミールのレシピ動画となかやまきんに君のルーティンで食べてる野菜数種類と鶏むね肉と全卵を参考にしてみた。オートミール粥は俺の減量序盤戦の主力だった。
なかやまきんに君は特殊なテクニックを使っている印象はなく、オーソドックスな方法論でボディメイクをしていると思う。セカンドチャンネルではトレーニングや栄養に関する知識を筋道立てて説明してくれる。

2. コアラ小嵐(チャンネル名なし)

なかやまきんに君が原則に忠実にボディメイクしている(あくまで印象)なら、コアラ小嵐さんは相対的にラフに行っていると思う。あくまで印象。言っていることはたぶん王道。というか、「ボディメイクでやることは基本みんな同じ」というのが、いろんな人の話を聞いてわかったのがいちばん大きいのかもしれない。
超新塾」のメンバーのお笑い芸人にして、ボディビルやフィジークの大会に出場する筋肉お兄さん。
酒を飲み、プリングルズサワークリームオニオン味を愛するナイスガイ。
コンビニでの食事選びとか、こんなお菓子なら減量初期でもイケる!っていう実践的な情報が非常に助かった。
「部分痩せは基本ありえないと考えよう」「体脂肪を減らしながら筋肉を増やすのは非常に難しい」といった話はコアラさんがよく言っていて、自分の中でも定着した。
俺のような初心者が聞いて刺さるような語り口がモチベーションをくれた。視聴者からの質問に答える動画が8時間超えるとかいう狂気のタフガイでもあるw
今もそんな動画を流しながらこれを書いている正月明けから減量モード入れるので気持ちの準備をね。

3. 小池友仁「JIN'S LIFE」

おすすめで飛んで見始めた、どうみても金持ちのマッチョお兄さん。フィジークのすごい人(プロ?)らしい。
同世代だから動画中に脱線して話すジャンプネタがよくわかって面白いw
JINさんの動画のなかでは料理の「JIN'S KITCHEN」がめちゃくちゃ参考になった。
男の料理って感じのシンプルさで、高タンパク低脂質なレシピを習得できた。「自炊の幅を広げれば、減量中の食事も楽しめる」ことを知れた。
レーニング動画は自分のレベルとかけ離れていたけど、家でできる系のメニューは効いた感すごかった。

4. 「フィットネスメイトfitness mate」

有酸素運動というか高強度インターバルトレーニング(HIIT)のメインはこのチャンネル。
後付け実況で煽ってくれるのが、ジムのスタジオレッスンで育った自分には最高にハマった。
いくらでも頑張れる煽りと、頑張ったあとに出てくる「ナイスぅ~!」がクセになる。
このブログを書き終えたら年納めHIITをやるよ!

5. 「【上越YG】山澤 礼明」

ムキムキの体操のお兄さん。
フィットネスメイトとはまた違うバリエーションでのインターバルトレーニングと、自重トレーニングのメニュー目当てで視聴。
ひたすらにプッシュアップの動画を再生したり、限界がくるまで腹筋動画やったり。

6. マッスルグリル


炊飯器やフードプロセッサでの簡単調理で減量中期以降の自炊の可能性を広げてくれたマッスルグリル。
減量明けにカレーを作ろうとか、シズラーでスマイルプレート食べようとか、モチベーションの源泉にもなった。
サブチャンネルのトークでは、炭水化物・タンパク質・脂質に対する考え方を中心に、ボディメイクに留まらず豊富な話題で自分の思考を整えてくれた。
今いちばん更新を楽しみにしているチャンネル。とりあえず再現してみたくなる手軽さで、だいたいおいしい。
Tシャツも買ったし、月イチくらいのペースでシズラー行ってるw

You Tubeの紹介するときりがないけど、この6つは自分にフィットしまくった。
これらと、You Tubeの海に漂うファイドウ動画を組み合わせてガツガツ動きまくって、食事を徹底的に管理(なか卯の奈々ちゃんのキャンペーンに取り組んでもなお減量できるようにした)して、体重がきれいな下降線をたどる3ヶ月だった。
8月以降は土日を中心に食べたいものを食べて、トレーニングもほどほどにやって、体重はまた増えた。これも想定内というか、増やすつもりだったしって思えているのもまた成果だと思う。バルクアップってほどのことはできていないけど。
正月休み明けからまた減量して、夏に向けていきたいと思っている。今年できたんだから、来年もしっかりやろう。


◆成果2: 9月からなんやかんやなった
これはまだ全容を書けない。進捗中で、いつ結果が出るかもわからない。
たぶん面白いから、結果が出たら書くと思う。


◆2つの成果を得て思ったこと
「一歩踏み出す勇気」
これは新日本プロレス内藤哲也選手の言葉だ。

「変わらないこと、あきらめないことはもちろん大事。でも、変わろうとする思い、変わろうとする覚悟、そして、一歩踏み出す勇気も俺は大事なことなんじゃないかなと思います」

この言葉が好きで、ことヲタ活において「一歩踏み出す勇気」と思いながら動いたことは多々ある。ただ、あくまで”客席”でのことであり、自分が既に持っている選択肢の中でのことだった。
今年はヲタ活ではない所謂リアルライフの中で、「0を1にする」まさに最初の一歩を踏み出せた。これまでと比較にならないほど大きなことだと評価している。
これらを継続することは大変なことだと思うけど、やりたいと思えている限りは今年の頑張りを思い出して進んでいきたい。

あと、自ら「0を1にする」ことでしか変わらないことがあるんだなと思った。
音楽でもスポーツでもなんでも、たくさんの推しコンテンツに支えられ救われた想いをしてきた。これは間違いない。
でも、そういったコンテンツが背中を押してくれてできるのは「1を、2や10や100にする」ことであって。
最初の一歩を踏み出すのは、自分の意志以外にはありえないのかなと。ドン底から脱するのは自分で気持ちを奮い立たせて、動き始めないといけない。
動き出しは大変だったけど、得られたものは大きかった。そして、そこから他のことにも繋がっていく感覚もあった。
2020年の下半期は、減量成功から一連の流れの中で生きていた気がする。

2つの成功体験は、自分の中で今後の財産にしていきたい。
「やればできるか分からないけど、やらなきゃ何もできないよね」とよく言われるけど、「やってみて、できたこと」が具体的にあるのは説得力が上がると思う。同じように成功できるかは、相変わらず分からないんだけど。
少なくとも減量については再現性のあることなので、来年も再来年もそれ以降も必要に応じて減量していこう。俺はできるよ、できたんだからね。
成果2の方は、タイミングと引きの良さが絡んだので、”次”はないと思って大事に大事にしていきたい。


今年のまとめになっているのか、わからなくなってきたな。後半は今まさに思っていることになった。
来年も良い年になるといいね。良い年にしていこう。

あたしのまま あたしの夢を見るよ ― 2020年11月14日

11月14日。内山命さん、25歳の誕生日おめでとうございます。
元気にしているでしょうか?きっとあの子のことだから元気にしていることでしょう。
SKEを卒業してから1年半、彼女との新しいエピソードは当然ない。
”一般女性(25)さん”となった彼女のことを想いながら、書きたいことを書く。それだけ。


なにか行動に迷ったときに、思い出す彼女とのやり取りがある。
2019年5月6日、最後の握手会での会話。
http://sidekun.hatenablog.jp/entry/2019/05/07/005908
今もまだ詳細は伏せておきたくて。何人かには話している、俺の叶えたい夢の話だ。
なにか行動を起こすべきか退くべきかを迷ったときに、この自分の夢に近づけるか、遠ざかるか、どちらでもないかを考えるようになった。
「”みことちゃんが面白がって共感してくれた俺”になれるのか」と言い換えができる。これが面白いことに、自分の軸になってくれている。

5月から8月にかけて減量を頑張ったときも、「健康な身体を得て、元気に年を取れる」ことがこの軸と合致していた。トレーニングがきつい時に「この1レップがみことちゃんのためになるぞ!」とだいぶ飛躍した言葉を自分にかけて発奮していた。
良い結果を得られて、体脂肪は減って筋肉質に近づいた。健康診断もオールAになって、夢への道が少し開けた気がしている。
減量後も体重の推移は安定していて、トレーニングも継続中。生活習慣への落とし込みも順調だ。

他にも、小さなことから重苦しいことまで、答えが出ないとかどうすればいいものかと考えたときには、この軸に立ち返ると進路が見えてくる。
夏はちょっとした不調だったんだけど、一歩踏み出す勇気を振り絞れたのはここからだった。
「この生き方、みことちゃんに誇れる?」と、これまた飛躍した言葉とともに動いて、今はなんとか持ち直してきている。ありがとうみことちゃん、ってことで。

5月31日にも同じようなことを書いている。あの時点では「頑張れている」ということだった。
あれから経って、一定の結果を出せていることは非常に心強い。33歳にして、成長を実感できている。まだまだ俺は伸びるぞって言い聞かせられる。
これも、みことちゃんとの日々があってこそだ。恥ずかしげもなく自分の夢を語り、「サイドらしいじゃん」って共感してもらえたから頑張れたし、これからも頑張れると思う。

来年以降もこんなことを書いていそう。書いていたとしたら、その年もきっとうまいこと道を進めているってことかもしれない。それならそれでいい。

何かにつけて勝手に思い出し、勝手に頑張ってる。このまま勝手に生きて、勝手に夢を叶えられたらと思う。
だからみことちゃんも元気で。一生好きです。

いつか終わってしまうシナリオのエピローグで
ともに幕を下ろすあの子の左手は うつむいたあたしの額を撫でた
ココに居ていいんだって教えてくれたから
終末を迎えたとき笑えたなら アザも傷も空もヒトツになる
だから今 奇跡を纏い あたしのまま あたしの夢を見るよ

進め 終わりへ
(終末のローグ/nano.RIPE 作詞:きみコ)

さぁ、一対一をしよう ― NANA ACOUSTIC ONLINE

配信形式のライブやイベントが一般的になってきている。
11月7日、水樹奈々さんのアコースティックライブの配信で、俺も配信ライブデビューをした。
よくよく考えると、SKE48の劇場公演はこんな世界になる前からライブ配信されていたし見ることもあったのだが、”新しい形”として興った配信ライブとしてはこの奈々ちゃんが初めてということにしておこう。

家事をひと通りこなし、軽くトレーニングをし、シャワーを浴び、パソコンをリビングのモニターにつないで、開演30分くらい前から準備万端となった。
会場への移動がないのは楽な一方、自分のスイッチを入れにくいことが懸念された。早めの準備と、モニター前での待機時間でライブの気分に持っていくことができた。
もともと一人でライブに行く時は会場内でルーティンのようなことをして、最後は席で呼吸を整える時間を作っていた。今回、これに近い行動を家の中でもできたのは大きな収穫となった。今後につなげていけそう。


当日はミュージカル「ビューティフル」の出演日でもあり、事前収録された映像が配信された。
これを「ライブ」というのかは定義を考えたいところだが、こっちがそう思えばライブなんだということにしておこう。

アフタートークを含めて約1時間45分、曲数は12曲。配信前に言われていた約77分からだいぶ長くなり、想像よりも多い曲数をやってくれた。

いいっすね、めっちゃ楽しかった!
アコースティックだから、リビングでゆったり見るのとぴったり合っていたし、時には軽く体を揺らしてみたりと好きなように鑑賞できたのもすごくよかった。
なにより、ライブのクオリティが素晴らしく、そして”通常営業”に近かったのもあって非常に満足できた!

ボサノバのアレンジとなった『COSMIC LOVE』がとんでもなく良くて、奈々ちゃんとチーム水樹がどれだけこのライブに力を入れてくれていたのかがありありと伝わってきた。とても嬉しくて、最高だ。
MCとアフタートーク渡辺格さんと門脇大輔さんが編曲について話していたけど、ライブに向けてどういう準備をしているのか、どういう心構えで臨んでいるのかを知る貴重な機会となった。真摯さとこだわりを感じて、一段と強く尊敬の念を抱いた。
格さんのダジャレ「配信ライブだけど、背信行為はしません」が、かっこいい素晴らしい姿勢だなってライブ後には思えたw

12曲の構成、MCの雰囲気が水樹奈々ライブだなって思わせてくれた。
そういうところからも、奈々ちゃん側のライブに対する想いを想像することができて、これもまた嬉しかった。嬉しかったし、またホールでアリーナで(ずっとやってないけどライブハウスで)遊びたいなと改めて思った。


何を求めて、ライブに行くか。

今回のようなアコースティック関しては、俺はひたすらインプットに針を振り切る。歌・演奏を聴く、表情を見る、込められた意図や感情を汲む。
入れていくことは、もちろん会場に出向いて鑑賞する方がいいだろうけど、画面越しでも十分に得られたようにも思う。
周りを気にせず、ひたすらに自分のやりたいように鑑賞できた。
水樹奈々さんとの、チーム水樹との対面を楽しみきれた。ひたすらに”一対一”ができる配信ライブという形式も、なかなか良いものだと感じた!

「じゃあライブ行かなくていいじゃん」なんて話にもなりそうだけど。ライブと同時に配信されることがスタンダードになる世の中に移行されたら、そうなのかもしれない。
音の迫力を感じるとか、サイリウムの海に浸るとか、誰よりも高く跳ぶとか、「現場ならではのことを感じたい」ってモチベーションがあれば話は違ってくるんだろうな。あと、ライブでしか、現場でしか得られない体験を求めてというのは不変の欲求になりそう。

そんなことを考えつつも、兎にも角にも水樹奈々さんは素晴らしいものを出してくれた。これがとてつもなく、嬉しかった。

そんな充実感にあふれて、翌日の帝国劇場に行った。。。というのは、リピーターチケットを買ったのでその公演を観終わってからまた。