そしてオタクは続く

だって行きたいし見たいし。

アンバサダーの件

11月末でSKE48を卒業した大矢真那さん。
その最後のSHOWROOM配信で「湘南ベルマーレのアンバサダーに就任する予定」との話が出て、おぉすげぇなって思うと同時に「大丈夫かな」って心配になった。
配信を見ながらTwitterに心配ごとをあれこれ出していったけど、考えをまとめつつ肉付けしたいなと思ったのでここで。

Jリーグクラブのアンバサダーは、地方自治体の観光大使ふるさと大使と似た位置づけで、広報活動の一翼を担うイメージキャラクターとなる。
ファン・サポーターを増やし、より強く惹き付け、スタジアムに呼び込みクラブを好きになってもらうための存在。クラブとファンを"繋ぐ"役割を期待されている。
そんなアンバサダーは、どういう人が担うか。ざっくり2種類あると思う。

アンバサダーでまず思いついたのが、セレッソ大阪森島寛晃さん、清水エスパルス斉藤俊秀さん、サンフレッチェ広島森崎浩司さん、といったあたり(今は任を終えてるかもしれない)。
単なるクラブのOBではなく、選手としての在籍期間や活躍から「このクラブといえばこの人」と他クラブのファンからも思われている存在が就任しているケースだ。
こういった伝説的OBがイベント等に出てくれば、現役当時を知るファン・サポーターへの訴求力は確かなものになる。機能的には「既存ファンをより惹き付ける存在」が主となるだろう。知名度があるから外から新規ファンを獲得するのにも一役買ってくれるだろうけど。
「クラブのシンボル」として広報活動をするのがOBのアンバサダーだ。

元選手じゃないアンバサダーもいる。SKEファンはFC岐阜のアンバサダーになっているTeam Sの町音葉さんが思いつくだろう。
まっちは岐阜出身でFC岐阜の試合を観に行っていたのが縁となり、アンバサダーに就任したケース(だと思う)。クラブのアピールにあたり「発信力を期待できるファン」から選ばれた、みたいな言い方ができると思う。
まっちのファン・SKEファンはまっちのイベント目当てでスタジアムに行って、FC岐阜やサッカーに興味を持つかもしれない。そんな外向きの広報活動が期待されていると思う。
既存のサポは、「自分たちと同じくFC岐阜を好きな子」というのに好感を持ってくれるだろう(そうであってほしい)。まっちの観戦日記はなかなかのボリュームで楽しめるものだし、アンバサダー以外のメディアでの活動でもFC岐阜をアピールすれば、集客にも繋がるし喜ばしいことだろう(だといいな)。
俺の好きな柏レイソルには公式のアンバサダーはいないけど、ホームページ上で観戦日記を書いている爆風スランプパッパラー河合さんの他、イベントで来場されたりメディア出演時に話を出してくれたりする小宮山悟さんなどが似たような位置づけとなる。
「ファン・サポーターのシンボル」って言うと大げさかもしれないけど、これに近いような存在になってくれるのが、著名人によるアンバサダーの機能と言える。まっちが岐阜サポの象徴になったらすごいな。
「クラブのシンボル」ではなく「ファンのシンボル」と、よりファン側の立場として活動していくのがまっちのケース。ともにサッカーを楽しみ、ともにFC岐阜の勝利を願う。
「応援してください」ではなく「一緒に応援しましょう!」みたいな。
ジャンルは大きく違うけど、アニメ「ガールズ&パンツァー」の劇場版応援大使になったプロレスラーの蝶野正洋さんもこの類だね。舞台になった大洗町のイベントに出演したのをきっかけにアニメを見たらハマって、大使就任にまで至った。

 

さて、では真那はどうかと考えると、まっちのケースに近いけど、決定的に違うことがある。
真那は愛知県出身でサッカーもあまり知らないようだ。湘南ベルマーレとの縁は持ち合わせていない。
「じゃあなんで?」って疑問だったんだけど、12月1日から所属する事務所のサンオフィスにベルマーレクイーンの人がいるんだよね。ベルマーレクイーンは一般公募で選ばれるマスコットガールで、2017年の5人中3人がサン・オフィス所属だった。
おそらくこれをきっかけに、来年のアンバサダー就任となったんだろう。SKE卒業後の事務所が縁を繋げてくれたことになる。

正直、この流れはあまり良くないと思う。
OBの選手は当然として、まっちにも「”このクラブの”アンバサダーになる必然性」がある。クラブで長くプレーしていたり、地元で馴染みのある好きなクラブであったり。
そういったものがない中で「アンバサダーになります」っていうのに感じるビジネスの空気が、ファンがどれだけ受け入れられるか。ビジネス感を消せるかどうか。
“ビジネス感”で考えると、冬の高校サッカーでも公式マネージャーがいて、若手の女性タレントが任命される。ただ、これはほぼ広告塔としての立場だ。
Jリーグクラブは地域密着を掲げて人々に近い存在であろうとしている。人とクラブを繋げるアンバサダーは、高校サッカーのマネージャーよりも親しい存在となる。”ビジネスで来たよそ者”として認識されてしまうと、アンバサダーの役割を全うできなくなるだろう。
「クラブの広報活動を手伝っているのか、自分のアピールをしているのか」ってところ。もちろん、まっちだってFC岐阜のアンバサダーを通じて自分をアピールするわけだけど、そこを「あぁこいつ完全にビジネスだわ」って思われたらおしまいだろう。
即ブーイングとかはさすがにないだろうけど、「いてもいなくても同じ」みたいに思われちゃったら悲しいよね。やるからには、うまく馴染んでほしいな。

大事なのは入っていき方。開幕戦かプレシーズンマッチあたりでお披露目って時に、プラスかマイナスかゼロか。
想像を巡らせると、やっぱり第一印象が重要だなって思う。そこはサッカーへの浅さがとても不利に働きそうで、俺のいちばん心配なのはここなんだと思う。変なこと言ってしまったらどうしよう、とか。
その一方で、ここを乗り越えればあとはうまいこと行くんじゃないかとも思う。ほんと、最初だよ。頑張ってほしいし、いい流れが来るといいね。
でもまぁ、真那はこの状況を理解してると想像できるし、下手な手を打つこともないとは思う。
最初はそれこそアウェイの現場の乗り切り方かもしれないけど、うまく馴染んでホーム感が出てきたら「Jリーグよ、これが大矢真那だ!」ってエピソードを作ってくれるかもしれない。そういうこと想像したらワクワクもしてくるね!
「気になる選手はいますか?」とか聞かれたら、現役アイドルだったら「既婚の選手を挙げてファンを安心させてあげて」とかなるけど、もう大丈夫だよ思ったとおりに言ってしまうといいさwあぁ、ここで”らしさ”出るのも良いかもしれないねぇ。
「めっちゃ心配だよ」って文章を書くつもりで始めたけど、案外と楽しみになってきたぞ!
(そもそもそんなに重い役割じゃないかもされないし、ヘラヘラしていても大丈夫な可能性もある)


選手やスタッフの顔と名前を覚えるのは、きっとSKE人生9年間が助けてくれる。サッカーそのものを知って好きになれるかってのがポイントかな。
その点、湘南ベルマーレなのは良いめぐり合わせだと思う。チョウ・キジェ監督のもとでアグレッシブなサッカー(ってだけでくくるとチョウさんに訂正されそう)を志向してるから、「このチームが何をしたいか」ってところは伝わってくるはず。伝わるといいな。
そこから好きになるかは真那次第ってところだけど、俺の信じるサッカーを信じろ的な気持ちで見守っていよう。
頼むぞ高山薫、「キャプテンめっちゃ速い!」って驚かせてやれ!!
頼むぞ秋野央樹…ってキミは来年レイソルに戻ってきてないと困っちゃうぞw

 

 

来年のアウェイ湘南戦、ご来場のタイミングだといいねぇ。その時はメインスタンドの高い指定席で行くぞ!
……なんて思ってる人間がいる時点でアンバサダーの効果は出ているw  湘南ベルマーレの手のひらの上!!!
みんなみんなも、真那お目当てついでにサッカーを楽しんでくれたら嬉しい。あぁでも、湘南サポが増えるのはなんかレイソルの人間としてはちょっと、、、、まぁいいか!!!