そしてオタクは続く

一歩踏み出す勇気

いつもどおりの真骨頂 ―NANA MIZUKI LIVE ADVENTURE 2015 西武プリンスドーム

もう行く理由ってフィーリングだけなんすよ、奈々ちゃんのライブは。
ATTRACTIONからツアー何かしら行ってたのはUNIONで切ってるし(QVCマリンフィールドの会場外で聞いたから都合よく解釈する余地はあるw)、何が何でもってことはない。もう東京ドームで俺の夢は叶えてもらえたって何度でも思うし言ってる。
それでも、だからこそ、変な意地も張らず見たいものありそうだなって感じたら行く。チケ取っててもそう感じなかったら行かなきゃいいくらいの。
今回は日替わり曲に期待感があった。大阪で『The place of happiness』、鳥取で『Independent Love Song』を歌っているのがとてもうらやましく、それ以上に嬉しい。ツアー日程見た時にこの2公演は検討対象にもなってなかったので、世界がどうひっくり返っても俺がこの曲にたどり着くことはなかった。だから悔しくはない、奈々ちゃんがこの曲たちを大事にしてくれていたことがわかって、とてもとても嬉しい。セットリストを見ながらそう思った。最後の西武プリンスドーム、ここでもそういう感じのあればいいねと。


結果、日替わり曲はそういう感じではなく首都圏仕様だったね。スペシャルゲスト。
まぁこれも想定内、そのゲストが誰かってのも簡単に当たったってかこの人しかいないよねと。
頭文字でライオンズのLなら『Looking On The Moon』だなとか連番者と話しながら行ってたもんだから(゜_゜)ウーンって感じだった。まぁその分、この連番だからこその『Heaven knows』『Nocturne -revision-』だったから、まぁ及第かなと。大きい会場のファイナルなら仕方ないね、夏のツアーは通常営業だしこんなもんでしょうと。
まぁそれにしても、自分の"現役"のころを思い出させてくれるセットリストで。『アヴァロンの王冠』とかけっこー好きなんですよって話を挟んでおかないと、出てくる感想が『Inside of mind』とか『Heart -shaped chant』とかの話になっちゃうね。このあたり、決して代表曲ではない曲たちをすっと出してきてくれるのはとても嬉しい。
POP MASTER』はどうやったって2011年夏のさいたまスーパーアリーナのことを思い出させる。祝祭ムード、嬉し涙に霞む景色、青い旗。希望の歌だね。
今ツアー中に『ETERNAL BLAZE』の歌唱が100回を突破したと。奈々ちゃん自身が言うとおり、壁を壊して業界の限界を突き破ってくれたこの曲はもう名刺代わりだよね。キンブレXが出てからというもの光の色なんてボタン1つだけど、『ETERNAL BLAZE』は相変わらずUOが多くて。ド頭の眩しいほどの光から徐々に落ち着いてきて、手に持ったままの青が少しずつ盛り返していく様子がまた見てとれた。このクラシカルなスタイルが続くのもいいものだね。ロマンだよロマン。まぁ追い焚きしようぜって話でもあるんだけれども。どっちでもいいや。俺は"引退"してからこの曲は、当初の印象のとおりただただ聞き入って泣きそうになってます。


まぁ『Happy Go Round』で締めるとは思ってなかったしダブルアンコールはあると思っていたけどさ、ここに俺を喜ばせるための仕掛けが残してあるとは夢にも思わないじゃないっすか。
「キミに出会えてSoハッピーな曲で」とか言われて、「そんなのあったっけ」と新しい曲から脳内検索かけていって、そりゃ時間かかりますよ。だって1stシングルのカップリングだもの。


「まみむめ☆もがちょ!!!!!!!」


『アノネ〜まみむめ☆もがちょ〜』ってアナタ。冗談交じりの希望は言ってたけど、西武ドームで過去にやってるし、東京ドームでやったから間は4年も空いてないし、まぁないでしょって思ってたよ。
ライブ一週間前から腰を痛めてたから聴く見るモードでずっといたけど、モンキーダンスから全開で行かずにはいられない、身体を止める術がなかった。あぁ好き。大好き。超楽しい。
これもう僕への私信ですよね、「サイドくん来るなら揺さぶって揺さぶって最後にもがちょでイイじゃない!」って奈々ちゃんと三嶋さんが会議しましたよね(してない)。
結果、もがちょがツアー中の日替わり曲の枠だったと考えると、これはもう大当たりですよ俺にとっちゃ。ありがとう奈々ちゃん。


全体を通してみると、いつもの夏ツアーだしいつもの水樹奈々だったね。
バンドやダンサー紹介を含めた全体の構成、乗り物(今回はジープ)、フライングなどなど。セットリストの工夫とかテーマ性とかあったけれども、基本はやっぱりイケイケどんどんパワフルに。いつも通りで成功できるのが強みよね。
そして、「予想を裏切り、期待に応える」ことこそ水樹奈々だよね。今回の俺にとっては、最後のもがちょだけで満たされていった。これだからね、水樹奈々水樹奈々なんですよ。



では奈々ちゃん、またそのうちお会いしましょう。