そしてオタクは続く

一歩踏み出す勇気

Inori Minase LIVE TOUR 2019 Catch the Rainbow!@日本武道館 2日目

6月末に水瀬いのりさんの日本武道館があると知った時点と、アルバムを買って聴いた時と、そしてライブ当日。
それぞれの段階で自分の中での水瀬いのりさんの位置付けというかランクというか重要度というか、そのようなものが一気に上がっていった。
このブログの読者の方ならその理由はお分かりかと思うけど、それだけやはり3月末から5月末までの2ヵ月間、そしてそこからのもう1ヵ月間において水瀬いのりさんの曲に支えられ、励まされ続けていた。
6月21日と6月25日に書いたように、その主力は『約束のアステリズム』と『My Graffiti』だった。
“最後の最後”に、自分の向かいたい先を定義できて、そこに自分らしく向かっていこうと思えるようになった。今もそういられている。
前向きに頑張りたい心境でいられることへの感謝の気持ちと、もう一押ししてもらいたい気持ちで臨んだ日本武道館だった。もちろん、アルバム『Catch the Rainbow』はすっかりお気に入りなのでそういう普通の期待感も持っていったよ!



毎度のごとく、詳しいセットリストや水瀬さんの様子などについては、公式やメディアや熱心なファンの方に任せようと思う。ゆりかごくん、期待してていいかな?
自分は自分の感じたことを書きたいまま書く。


多少の予感はあったけど、こんなに泣くか?っと自分でも驚くほどに泣いた。
そしてその着火点は、目当てにしていた『約束のアステリズム』でも『My Graffiti』でもなかった。
もっとも、目当てにしていたということは身構えていたということでもあるし。ここ2ヵ月くらいで聞きまくって感じたことを、改めて日本武道館の大きな空間で、強く強く感じられて満たされた気持ちになっていたし。
「ここ絶対に泣くわー」って事前に思っていると実際は泣かない、なんてことはまぁある話だ。


普段はアルバムの順番どおりに聴くか、一曲をリピートする。ライブで組まれたセットリストで新たな感じ方をするのは、楽しみの一つだ。

『My Graffiti』の後にして、ライブ本編の最後。『約束のアステリズム』も歌われていて、「いやー、やっぱり来て良かったな」なんて思っている時だった。
具体的に水瀬さんがどう話して曲に入ったかは覚えていないけど、このツアーや武道館に至るまでの自分の成長や変化について言及していたと思う(違うかもしれない)。
そこからのこのライブの締めくくりとして歌われたのが、『harmony ribbon』だった。

何が決定打になって涙が溢れ出てきたのかは、今でもよくわかっていない。
順当に考えれば、自分のこととの共鳴ってあたりなんだけど。それだけじゃないようにも思えていた。
涙を浮かべながら水瀬さんにもらい泣きした、ってのもあるかもしれないけど、それを加えてもまだ足りない気がして。

harmony ribbon』に乗せて、その日に水瀬さんが見せてくれたパフォーマンスや生き様に感動した、ってところかもしれない。

本人が言うに苦手なダンスだけど、苦手ながらも振りのついた曲を何曲か披露していた。
「はい、ワンツー、ワンツー」ってカウントが聞こえてきそうな動きだったけど、1stのころよりは確実に上達していた。そして何より、意欲的に取り組んだんだろうなって伝わってくる、熱を感じた。
harmony ribbon』を聞きながら、その熱を曲前の話と合わせて思い出して、「やってやれないことはない」ってことをこの曲で体現しているように感じた。


きっと、短期的にも長期的にも「大丈夫、きっとできるよ」ってモチベーションを興したい俺自身が、ライブ中の水瀬さんからそういうところを見出したかったんだとも思う。
水瀬いのりはここまでやってるんだ、俺だって自分のやりたいことあるんだろ?やるぞ」と。一歩踏み出したい気持ちに応えてくれて、熱くなって涙が出てきたんだと思う。だから“泣く”とはニュアンスが違うのかもしれない。
これからも自分を奮い立たせたい時、特に自分が動いていきたい時には『harmony ribbon』に、水瀬いのりさんに託すようになるかもしれない。
ライブに至るまでに「自分の中で過剰に“育てた”かもな」って心配してたけど、そんなことなく力強く応えてくれた水瀬さんであった。ありがとう。


ライブ前には3rdアルバム『Catch the Rainbow!』を重点的に聞いていたから、1stアルバム収録の『harmony ribbon』に対しては無防備になっていた。
そこも、感極まるタイミングになった要因だと思う。同じように強く印象に残ったのが『Starry Wish』と『夢のつぼみ』だったし。
1stの時はこの辺は「いい曲だよね」「楽しく遊べるね」ってくらいに留まっていた。
今回の武道館は、これらに限らず「しっかり歌詞を聞いて感じていこう」って姿勢だっまから感じるものがまるで違った。
Starry Wish』は特に、1stではオモチャ扱いしてしまっていた。当時の自分とは打って変わって、「勇気の種」を受け取らんとしていた。恥ずかしい話、「めっちゃいい曲じゃないか…」と今さらながら思っていた。

ダブルアンコールで歌われた『夢のつぼみ』は、既に『harmony ribbon』で泣いた後だったから「これ『夢のつぼみ』歌うわ」って気づいた時点でやばいと思った。そして、また泣いた。
アップテンポで明るい曲で泣いてて、周りで気づいた人がいたら心配していたかもしれない。
真っ直ぐに勢いよく「ともに行こう」って歌ってくれたらね、そりゃ今の俺なら感激しちゃうよね。
これからも生きよう、頑張ろう。


他にも“刺さった”曲はたくさんあって、身体のあらゆるところに穴が空いてるくらいなんだけど、中でも強く印象に残ったのはこれらの曲たちだった。
完全に俺の中で、主力というかトップグループというか、自分の気持ちを託せる存在になってくれたように思う。
次のシングルとか、出ればアルバムとか、やってくれるならライブとか、ひたすらに期待していきたいと思う。


日程的に「ここからリスタート」って位置付けだったけど、リスタートに留まらないところまで行った。
入れ込みすぎて、「楽しかった」って言葉にまとめていいのかよくわからない。
でも間違いなく来て良かったし、自分にとってはとても大事なライブになったと思う。
一気に恩人レベル…って過剰に重い感はあるけれど。
ありがとう、水瀬いのりさん。

harmony ribbon

harmony ribbon

harmony ribbon

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