そしてオタクは続く

一歩踏み出す勇気

やたら名前を呼ばれた ― LiSA LiVE is Smile Always ~ASIA TOUR 2018~[en] @日本武道館

2日目、全方位のスタンドが埋まった日本武道館の客を煽るLiSA。

LiSA「こっち(ステージの後ろ)がバックで、こっち(ステージ正面)は、、、(ファンの提案に乗り)いいねフロント!」
LiSA「バック!(イェーイ)フロント(イェーイ))
東西の客「俺らはー!?」
LiSA「え、そっちも分ける?なんて言うの?ライトとレフト?でもそれ君ら向きによってどっちがどっちか分からんくない?」
LiSA「でもいいや、ライト(西スタンド)!レフト(東)!ぶどうかーん!!!」

って(こうは言ってないけど流れこんな感じのを)序盤にやったんだけど、たまに一括りになってた。

LiSA「フロント!」
南・南東・南西、アリーナ「いえーい!」
LiSA「バック!」
北・北東・北西「いえーい!」
LiSA「サイド!!」
東・西「いえーい!」
俺「呼んだ?」

俺とハンドルネームフロントさんとバックさんとライトさんとレフトさん、歓喜のライブだったね!(ライトさんは割といそう)


アジアツアー最初の2日間は日本武道館
LiSAの武道館というと初回のコンディション不良によるボロボロの”敗戦"から翌年のリターンマッチと大きな大きなストーリーが出来上がって以来3年ぶり。
冒頭の通り、スタンドの全てが埋まるという最大級のキャパとなった。あとはアリーナをセンターステージにして取り囲むやつだね!!
俺はと1日目が1階、2日目が2階。ここ数年ずっと武道館は2階だったから、やっと降りられた。アリーナより見やすくて好き。
方角は南東と西。北側の基本は背中を見るトリッキーな席は未経験なので、いつか行ってみたいなと思ったり。1階の外周目の前のやつでお願いします。

あ、セットをずらりと並べることはないけど、曲名の言及はあると思うんでそのへん気をつけてね。

この2日間で長袖インナーシャツの着用を試した。冬のオルスタで外に待機する場合を除いて初の試み。
別に動きのパフォーマンスを上げる目的じゃないので、コンプレッションウェアではなくUNIQLOのエアリズムインナー(長袖は通販限定)を使ってみた。
結果、かなり快適だった。長袖でも吸汗と速乾で熱も逃してくれるとあって、曲に合わせて楽しく動いても、汗でびっちょりとか熱くなってしんどいとかがかなり軽減されたように感じた。
機能は半袖でも同様だけど、長袖にした最大の利点は隣席との関係。
周りも腕を振って体を動かしていればそりゃ接触しちゃうこともある。それは仕方がない。これでお互いの肌が触れ合うのが、どうしても不快に感じちゃうとか一瞬でも曲への集中が切れちゃうってことになる。
半袖シャツだと露出していた腕を覆うことで、この接触が布を介するようになって不快感がなくなった。ぶつかっちゃったごめん、って気持ちだけ。
武道館は席が広くはないので、とても良く機能したと思った。オールスタンディングではもっと接触の頻度が上がるし、長袖インナーの着用は基本にしていこうと思う。


ここから少しずつライブの感想のようなものになっていくはず。
あ、セットがないのは上述のとおり、そしてライブの「レポート」を期待している人はここで画面を閉じよう。
例によってライブの様子じゃなくて、その時に何を思ったかを書きたい。詳細なレポートは各メディアをチェックな!


日程が上手く調整されたかのように木金のツーデイズだった。翌日が48の総選挙の結果発表だから、ちょっとしたきっかけで思考を繋げてしまう。
昨年の神戸は発表当日のまさにその時間で、「どうだったかな」っていくらか気が逸れていた。それに比べれば良かったので、サンキューLiSAといったところだ。
平日だったけど、仕事の都合もつけやすい日で助かった。2日連続の午後休、ほどほどに仕事もして楽しく遊べて最高やね!


ここのところ、「跳んだり暴れたりのアウトプットは、目的ではなく結果」って考えが強くなってるので、席が狭い武道館なら狭いなりに遊べばいいって臨んだ。高く飛べなきゃ楽しいライブではないのか、否。
先日のUNISON SQUARE GARDENでそうだったように、見る聴くだけで気持ちは満たされてオーバーフローしていくことだってある。まぁ、そのうちまたアバレンジャーになることもあるだろうけど。
狭いなりに、とタイムリーさが絡み合ったので、この2日間の『Rock Mode'18』の「心を乱れ撃ち!」ではいつもの"ザ・マシンガン"カール・アンダーソンではなくて、IWGPヘビー級王座を戴冠したケニー・オメガになった。
Rock Modeで帰りも寝もしない(注:ケニー・オメガのマイクアピールの締めが「Good Bye, and Good Night. Bang!」)けれども、こっちはまたスタイリッシュで良い感じのハマり方だった。


このアジアツアーはベストアルバムを引っさげてのもので、セットも当然ベストアルバムからの選曲がほとんどとなった。全部ではないはず。たぶん。
ベストアルバムに入る曲だけあって、それぞれ過去のライブで歌われている。その時の思い出を振り返りながら、目の前のLiSAを楽しむ時間となった。
LiSA自身、ベストアルバムの制作過程でこれまでの活動を「良いことも悪いことも(本人談)」振り返っていたそうだ。


こっから、印象的な曲の話をしていこうと思っていた、んだけど!
これは大阪とシンガポールが終わってからでもいいかもしれない。
ってことで、この日だからこそ強く感じた曲についていくつか。

Catch the Moment
2016年11月の横浜アリーナ『~NEVER ENDiNG GLORY~ 「the Sun」』のアンコールで初対面。ビジョンに映し出された歌詞を目にしながら聞いていて、サビでハッとしたのを今でも覚えている。まぁ「命のリミット」だから"みこと"じゃなくて"いのち"なんだけど。
この2週間前くらいが生誕祭で、その日で「あぁ終わりだな」って思ったけど公演中になんやかんやあって心が揺さぶられまくった。
(参考:まぁこの曲には触れてないけど、内山さんのことばかり。そして生誕)
sidekun.hatenablog.jp
sidekun.hatenablog.jp
そっからこの同じ字で、同曲中に「あと何回キミと笑えるの?」ってあって「もうないんかもなぁ」なんて思ったりしたっけ。
そして今回の「あと何回~」では「ランクインして笑いあいたいよね」だった。やったね、8月26日まで待とうね!その日より早く公演入れてね!!


・Mr.Launcher
2015年12月の幕張メッセ『メガスピーカー』のハイライトシーンだった。
sidekun.hatenablog.jp

メガスピーカー以降にやってもじんわりと思い出すくらいだったけど、今回は日程が日程だけにLiSAの「自分の好きなものくらい、自分で守るんだよ!」がハッキリと蘇ってきた。
2015年って俺が総選挙で頑張った唯一の年で、まぁ箸にも棒にもかからない結果で、悔しさと不満をぶちまけて、それでも切り捨てることなんてできなくて、そんなこんなでいろんな感情が渦巻いていた。
そんな中で言われたらまぁクリティカルヒットっすよ。
まぁその後はいちばん好きな自分自身を守るのに終始したわけだけれども。情けないねぇ。そんな情けねぇ俺でも今年は喜びの輪に加われたよ。


2曲をピックアップすると「LiSAをダシに内山さんのことしか考えてないじゃん」ってなるけど、当たらずといえども遠からずって感じで。
歌と歌う人(LiSA)と聞く人(俺)の関係にあって、俺がどう受け止めるかって話はすごく好きな話題だ。
順当なものだと、歌の中の「僕」や「私」がLiSAで「あなた」が俺。LiSAに対面して、LiSAのメッセージをもらう。これが基本になってると思う。
その一方、「僕」がLiSAであり俺でもあって、「あなた」がLiSAでも俺でもない誰かって図式もある。LiSAの歌に共感するとか、俺の代弁をLiSAがしてくれているとか。

Catch the Moment』は完全にLiSAが俺の肩を組みながら、「あと何回キミと笑えるの?」って内山命さんに向かって問いかけてる。ように聞こえてしまっている。
この曲は俺の中では当然の流れで「キミ=内山さん」って構図が出来上がったけど、これに引っ張られるかのように、LiSAの歌の中の「キミ」が内山さんになることも、ある。

『Believe in ourselves』は2種類の関係性が混ざっちゃってると強く感じる。
「一緒に作り上げた景色の向こう側を見たい」のはLiSAも内山さんもそうで、頭の中でいろんなものが駆け巡っていっぱいいっぱいになる。
ベストアルバムにあっての新曲、このライブのハイライトになろうというこの曲に、さらに個人的な思い入れをかければそりゃ、強い印象も残るというものだ。

んだろうなぁ、完全に"看板"をかけ変えてから1年と経たずにこんな感じになるものなのだねぇ。。。。
って、危うく内山さん側の話で締めそうになる。まぁツアー中だし伏せるものは伏せておこうねって気が一応はあるから仕方ないってことで。

おそらくシンガポール公演はこれと同じってことはないだろうから、残るは大阪城ホールの二日間となる。
このセットリスト、分かりやすく楽しいものなのでただただ単純に「またこの2日間を遊べる」ってことにワクワクしている!


2週間くらいかけて何回も分けて書いてたから、ぶつ切り感あるな。まぁいいや。さぁ大阪だ。